これまで大河ドラマのオープニングシーンって、
早送りしてたんですけど、
いまやってる「西郷どん」のオープニングはけっこう好きで、
ついつい音楽に聴き入ってしまいます。
オープニングのテーマ曲には明快な主題があって、
それが薩摩や奄美の美しい映像とともに、生き生きと展開していきます。
駆け上がっていくようなワクワク感のある曲調で、
日本的なメロディーでありながらも、西洋音楽の、
とくにハリウッドの映画音楽的な、
「あるある」の定番処理を施しながら、
ぐいぐい引っ張っていく力強さを感じさせます。
ここで弦が入って、ピッコロがこんなふうに鳴って、
ティンパニーが轟いてと、オーケストラならではの音楽的醍醐味があって、
途中からは沖縄民謡ふうの女性ヴォーカルが、そして三線が、異彩を放ち、
最後は、あんたスーパーマンか! ってくらい盛り上げて
ジャ~~~ン! って終わり方です。
なんちゅう、単純明快さ。
ポピュラーミュージックとクラシックが融合した、
ほんとに勇壮でなじみやすい音楽です。
これ、作曲した人、だれやろかって調べたら、
富貴(ふうき)晴美さんっていう、まだ33歳の女性だというのでびっくり。
ドラマや映画、CMなど様々方面に楽曲を提供する超売れっ子らしいです。
ネットによると、
1985年生まれ 大阪府出身。国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業。
4歳からピアノを始めて、12歳から作曲も手がける。
在学中よりCM音楽、映画音楽の作曲やアーティストへの楽曲提供を始め、
幅広い音楽分野で活躍。
2013年「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞。
2016年「日本のいちばん長い日」で2度目の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞受賞。
主な作品
テレビドラマ:「日曜劇場SCANDAL」「非婚同盟」「明日の光をつかめ」
映画:「審理」「山のあなた −徳市の恋−」「余命」「京都太秦物語」
「曇天クラッシュ」「わが母の記」「はじまりのみち」「RETURN」など
CM:「三井住友銀行」「SUNTORY なっちゃん」「メナード化粧品 イルネージュ」
「共同募金 赤い羽」「キリンビバレッジ 午後の紅茶」など多数
いや~、大変なご活躍で。
ちなみに「さいごうどん」と打つと「最後うどん」と変換されました。
実はこのタイトル、「西郷(せご)どん」なんですよね。