うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

小さな恋のメロディ入洛

ミュージカルではないけれど音楽が重要な役割を果たす映画があります。

そういうのを音楽映画とでもいうのでしょうか。

いますぐ思いつくのではストリート・オブ・ファイヤー」とか。

www.youtube.com

 

ほかにもいっぱいあるはずですけど、すぐに出てこない。

ぼくが最初に出会った音楽映画といえば、

加山雄三の「若大将シリーズ」です。

洋楽で言えば「卒業」(1967年)、

そして「小さな恋のメロディ」(1971年)。

 

メロディは主人公がめっちゃかわいくて、

ビージーズの歌と、最後はCSN&Yと、

好きな曲ばっかりでした。

最低でも5回は観てます(もしかすると10回かも)。

その主役ふたりが日本に来てたんですね。

 

何十年か前に、「あの人はいま」的なテレビの企画で、

メロディ役のトレーシー・ハイドが登場して、

がっかりした記憶があります。

でも、この写真を見る限り、ふたりともいい感じですよね。

ネット記事によると――

2022年10月、コロナ禍により1年遅れの公開50周年イベントが

マーク・レスターとトレーシー・ハイドを迎えて、

10月15日 - 30日の間、横浜シネマノヴェチェント主催で、

10月25日にはヒューマントラストシネマ渋谷で、

それぞれイベント上映され、舞台挨拶やサイン会、

懇親会など日本のファンとの交流会が行なわれた。

screenonline.jp

ということで、横浜に行ってから京都に来たんでしょうか。

それも「みなみ会館」に。

知りませんでした。

知ってても見に行くまではしなかったと思うけど。

 

小さな恋のメロディ」は欧米では当たらなくて、

日本で大ヒットしたんですよね。

あんなにいい映画なのに、なんででしょうか。

www.sakigake.jp

 

上の記事ではこう分析しています。

日本では「メロディ」というシンプルな原題に「小さな恋の」を乗せた。

美少年マークに加えトレーシーを多く見せた。

ヒット要因は数々あれど、

この少女の容姿に尽きるのではないかと私は考える。

美少女だけれど、どこか日本人に近しい親しみのわく顔、しぐさ。

日本のあちこちに「トレーシーに似てる」って言われる子がいたはずなのだ。

(エッセイスト)

 

たしかにトレーシー・ハイド、かわいかったです。

だけど、この映画の魅力は、あのみずみずしい映像と

若々しい音楽の組み合わせだと思うんですけどねえ。

 

いちばん覚えている場面は、

トレーシー・ハイドの家をマーク・レスターが訪ねたとき、

メロディのお母さんが子どもたちに

ソーセージ(ハムみたいな平べったいやつ)をお皿にのせて出すところ。

へ~え、イギリスではおやつにソーセージ? と驚きました。

もしかするとメロディの家は労働者階級で、

お菓子なんてなかったのかしら。

いまだに疑問です。