ミュージカルではないけれど音楽が重要な役割を果たす映画があります。
そういうのを音楽映画とでもいうのでしょうか。
いますぐ思いつくのでは「ストリート・オブ・ファイヤー」とか。
ほかにもいっぱいあるはずですけど、すぐに出てこない。
ぼくが最初に出会った音楽映画といえば、
洋楽で言えば「卒業」(1967年)、
そして「小さな恋のメロディ」(1971年)。
メロディは主人公がめっちゃかわいくて、
好きな曲ばっかりでした。
最低でも5回は観てます(もしかすると10回かも)。
その主役ふたりが日本に来てたんですね。
何十年か前に、「あの人はいま」的なテレビの企画で、
メロディ役のトレーシー・ハイドが登場して、
がっかりした記憶があります。
でも、この写真を見る限り、ふたりともいい感じですよね。
ネット記事によると――
2022年10月、コロナ禍により1年遅れの公開50周年イベントが
マーク・レスターとトレーシー・ハイドを迎えて、
10月15日 - 30日の間、横浜シネマノヴェチェント主催で、
10月25日にはヒューマントラストシネマ渋谷で、
それぞれイベント上映され、舞台挨拶やサイン会、
懇親会など日本のファンとの交流会が行なわれた。
ということで、横浜に行ってから京都に来たんでしょうか。
それも「みなみ会館」に。
知りませんでした。
知ってても見に行くまではしなかったと思うけど。
「小さな恋のメロディ」は欧米では当たらなくて、
日本で大ヒットしたんですよね。
あんなにいい映画なのに、なんででしょうか。
上の記事ではこう分析しています。
日本では「メロディ」というシンプルな原題に「小さな恋の」を乗せた。
美少年マークに加えトレーシーを多く見せた。
ヒット要因は数々あれど、
この少女の容姿に尽きるのではないかと私は考える。
美少女だけれど、どこか日本人に近しい親しみのわく顔、しぐさ。
日本のあちこちに「トレーシーに似てる」って言われる子がいたはずなのだ。
(エッセイスト)
たしかにトレーシー・ハイド、かわいかったです。
だけど、この映画の魅力は、あのみずみずしい映像と
若々しい音楽の組み合わせだと思うんですけどねえ。
いちばん覚えている場面は、
トレーシー・ハイドの家をマーク・レスターが訪ねたとき、
メロディのお母さんが子どもたちに
ソーセージ(ハムみたいな平べったいやつ)をお皿にのせて出すところ。
へ~え、イギリスではおやつにソーセージ? と驚きました。
もしかするとメロディの家は労働者階級で、
お菓子なんてなかったのかしら。
いまだに疑問です。