うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

コオロギ攻撃!?

こないだSFが好きって書きましたが、

スパイものも大好きなんです。

なので、何年か前、

米大使館員、マイクロ波攻撃受けた? 

21人が聴覚障害

というニュースを読んだときに、

冷戦も終わってるのに、米大使館員への”攻撃”やなんて、

すごいあからさまなことをやってるんやなあ、

事実は小説より奇なりと驚いたものです。

 

以下は朝日新聞の記事です。

2016~17年、キューバの首都ハバナにある米大使館の外交官らが、

相次いで聴覚障害や頭痛などを訴えた。

それらの体調不良は「自宅やホテルで妙な音を聴いた後に起きた」といい、

何らかの「音響攻撃が仕掛けられたのではないか」との臆測が流れた。

AP通信は、外交官が家で録音したという音を公開したが、

その原因はわからなかった。

「何らかのマイクロ波攻撃によって生じた」

「盗聴器の異常で発生した」など、様々な説が流れた。

米政府は職員の半数以上を帰国させるなど、外交問題にも発展した。

 

ところが、です。

今年になって新たな光があたります。

 

今年1月、米カリフォルニア大学バークリー校などの研究チームは、

この謎について

「AP通信が報じた音は、ある種のコオロギの鳴き声に酷似している」

という論文を発表した。

 

ですって。

論文によると、7キロヘルツという高めの音と、

その持続時間を手がかりに、

昆虫の鳴き声を集めたデータベースから、

よく似た特徴を持つコオロギを特定したんだそうです。

コオロギの声って、そんな破壊的なもんやったんでしょうか。

 特定されたコオロギの名前は、

「Anurogryllus celerinictus」

キューバを含むカリブ海周辺に生息しているそうです。

コオロギって英語でcricketっていうんですね。

コオロギの鳴き声は、

chirping sound

(リンリンという高い鳴き声)と呼ばれるそうです。

 

ただ、この論文ではコオロギの鳴き声を聴いて、

聴覚障害になるかどうかには触れてないそうで、

自然に生息するコオロギが、

そういう障害をもたらすかどうかも不明です。

もしかして鳴き声を強化した生物兵器コオロギを

ロシアが開発して、実験的に放ったのかも。

あるいは自然のコオロギをいっぱい集めただけかも。

 

ってことで、現在のところ、聴覚障害の原因は不明だし、

大使館に攻撃があったかどうかも不明です。

ちなみにこのコオロギは日本にはいない種類で、

日本のエンマコオロギとも鳴き声は違うそうです。

 

鳴き声はここで聴けます。

entnemdept.ifas.ufl.edu

 

ネットで面白いブログを見つけました。

時間のある方はどうぞ。

百済は大阪にあったとのこと。

学会の通説とは大いに異なるのでしょうが……

ameblo.jp