歌謡曲でもフォークでも、編み物をする女の人でてきますよね。
今、チクチクと編み物をしています。
残り毛糸で編んでるので、ええ加減です。
編み物は数学って言うくらい、10センチ四方に何目何段を計算して
製図をひかないとあかんのですけど、めんどくさいから行き当たりばったり
出来上がったら着られないかも。でも誰か着てくれるかも。
なんて思いながら、編んではほどいてまた編んでいます。
編み物で思い出したのは
30年近く前になるかなあ。
近所に凄くかっこいい息子さんがいてはる奥さんと
お知合いになりました。
その息子さん、もてはってねえ。
学校でも鳴り響いていたみたい。
奥さん曰く
「クリスマスとかバレンタインデーには、手編みのセーター
なんか何枚ももらってなあ」
「凄いねえ」
「息子は一番いややねんて言うねん。一針一針念がこもってるみたいで」
ふ~~ん。
もてる男はそうなのか、好きでもない子からもらうのはいやなのか
あるクリスマスの日
封筒にはいったコインロッカーのキーをわたされはったそうで、
しかたなしにロッカーに行くと
ロッカーの中は綿が敷き詰められて、クリスマスの飾り付け
中に手編みのセーターが置かれていたそうです。
話しを聞いて、なんとロマンチックと感激したんですけど
「こんなんが、一番迷惑なんや」
と息子さん
心配しなくても、うめはらさんには編みませんからね。