うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ビリー・ジーン not for Michael

一気に涼しくなりました。

(うちだけ?)

寒かったのでかけ布団を着て寝てました。

(ぼくだけ?)

 

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

タイトルに惹かれて録画しました。

見てみたら想像と違う違う。

映画館とかレンタルビデオだったら、

金返せ~~~~~!

となるところですけど、面白かったです。

 

1970年代に全世界がその行方を見守った

世紀のテニスマッチ

Battle of the Sexes

(性差を超えた戦い/性別間の戦い)

を映画化したもの。

そういう試合があったのですね。

スポーツオンチのぼくが知ってるわけないです。

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内容は――

1973年、女子テニスの世界チャンピオンである

ビリー・ジーン・キングは、

女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど

男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、

仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。

現役時代、日本では「キング夫人」と呼ばれていた

そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが

男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。

 

「キング夫人」は聞いたことあります。

(「お蝶夫人」のモデル?)

夫人、つまり夫のいる身なのに、

あんなことになって、あああ……

という場面も出てきます。

一瞬で妻の浮気を悟るだんなさん、すごいです。

(でもなにも言わないんです)

なんで洗面所にブラジャーがあっただけでピンときたのか。

 

ビリー・ジーン役のエマ・ストーン

脚がきれい(かわいい)です。

なんでもっと写さんかなあ。

撮影監督に喝!です。

 

70年代というと、ぼく的にはもう

進んだ時代って気がしてたんですけど、

考えてみたら半世紀も前なんですね。

当時、男性の優越意識は、

隠そうともされてなかったんです。

テニスマッチの対戦相手(男子シニア)は、

俺も女性は好きだよ

キッチンとベッドではね

なんてことを公言します。

いまだったら炎上ものです。

 

ちなみにテニスでよく聞く

「オープン」ってなんなのか、

調べてたら出てきました。

 

1968年にテニス界は史上最大の転換期を迎え、

プロ選手の4大大会出場を解禁する

「オープン化」という措置を実施した。

大会の名称も変更されて、全豪オープン

全仏オープンウィンブルドン選手権全米オープンとなった。

 

プロに対して4大大会が開かれたってことなんですか。

 

主人公がビリー・ジーンなので、

さてはマイケル・ジャクソンがうたったのは、

彼女のこと? と思いました。

(めっちゃ脚長い!細い!)

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 でも違ってました。

 

1988年に出版された自伝『ムーンウォーク』によれば、

プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、

人々が「Billie Jean」から女子プロテニス選手の

ビリー・ジーン・キングを連想することを危惧して、

「Not My Lover」の題名で発表することを勧めていたという。

これに対し、マイケルは「実在する誰のことでもない」と強調し、

自らのアイデアを貫いた。

 

へ~~~、でした。

 

映画を見ていて、女性を押さえつけようとする

男どもの醜さは吐き気を催すばかりで、

キング夫人がバシッ! とやり返す場面が痛快です。

そういうカタルシスを味わいたい人にはおすすめ。

 

ひるがえって日本の高野連

女子選手の参加を認めていないのはなんでなんでしょう。

実力のある女子がチームに加わってなんの不都合があるのか。

男女混合のチームが活躍する甲子園を見てみたいです。

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