今朝、思ったより寒くなかったです。
ほっとします。
さて、数日前に読みました。
センセーショナルなタイトルですが、
世界の諜報戦をまじめに解説した本でした。
世界のスパイから喰いモノにされる
という部分では、それほど新情報はなく、
あらゆる国が、同盟国、友好国も例外なく、
日本で盛んに諜報活動をしていいるとのこと。
韓国がらみのハッカーが日本の化粧品会社をターゲットにしている。
日本の化粧品はアジアを中心に高い人気を誇っており、
その製造方法などを盗みだすなどして模倣し、
安価に別ブランドにしてる
化粧品のレシピも盗まれてるんですね。
韓国系のアプリ(LINE?)を使っている
日本人・日本企業からかなりの情報をつかんでいると、
韓国側が脅迫めいたメッセージを伝えてきたと、
日本政府関係者が語っていたそうです。
情報源として元MI6とかCIAとかいろんな肩書の人が
出てくるんですが、具体的な身分とか企業名は出てきません。
(出せないのはわかるけど)
中国も同様に盗んでいるわけで、
セブンイレブンのモバイル決済サービスが
あっという間に大量に不正アクセスされて
撤退してしまった背景には、
中国政府系のサイバー工作があったかも、と書かれています。
被害額が軽微だったことから、金をだまし取るためではなく、
日本のキャッシュレス決済の信用度に傷をつけるためではないかと
書かれています。
推測するしかしょうがないようです。
日本はスパイ天国だと昔からいわれてきました。
スパイを取り締まる「スパイ防止法」がなく、
仮に捕まえても軽微な罪でしか裁けないからです。
しかも、日本には最先端の技術や情報がたんまり。
これら国家機密、企業機密がターゲットにされ、
日本はスパイされ放題な国になっている
ということで、この書名です。
これも以前からいわれてますが、
日本には対外諜報組織がないとのこと。
防衛省の情報本部などがあっても、
外国に比べると小規模で、国外での諜報活動はしていません。
アメリカにはCIA、イギリスにはMI6、ロシアにはSVR、
中国にはMSS(中華人民共和国国家安全部)があって、
こういう組織がないのは日本だけ。
彼らにバーターで与える独自情報がないから、
日本は友好国からも重要な情報がもらえないそうです。
それでも日本はなんとかなってきたんですね。
つねに存立危機事態にあったわけで、
情報収集能力がなければ生き残ってこれなかったそうです。
それをいうと日本だってロシア、中国、北朝鮮に囲まれてるわけで、
対外諜報機関なしに、これまで平和を享受できてきたのは、
単にラッキーだったから?
ほんとうはスパイがなくてもなんとかなるんでしょうか。
ほんとうは影の組織があったりして!(ないわなあ)
そんな日本でも、スパイじゃないけど、
情報収集の専門人材が堂々と募集されてました。
内閣j情報調査室のホームページがあるんですね。
我々は、内閣の重要政策に関する情報の収集・分析を行い、
政府首脳に迅速にインテリジェンスを提供する専門家集団です。
未来の日本を支える熱い意志と情熱を抱き、
情報機関員としてのキャリアを歩んでみてはいかがでしょうか。
内閣情報調査室
国家公務員一般職(大卒程度試験)採用情報
へ~~~!
って思いました。
日本にも情報機関員がいるんだ。
ちなみに諜報組織と情報組織、どう違うの? と思って調べたら、
諜報と情報は同義なんですって。