さっきまで見ていた夢を書きます。
(夢を記録する習慣があるんです)
途中からしか覚えてないんですけど。
ぼくは本土の港から対岸の小島に渡る観光船に乗っていました。
30人ほどが乗れるくらいの小さな船で、
座席もイスじゃなくて桟敷のような設(しつら)えでした。
ほぼ満席状態で、あっという間に対岸に着きます。
船着き場に展望台があって、ぼくはそこに上がりました。
目の前に海が広がっていて、いま着いたばかりの観光客で、
展望台はごった返していました。
すると人ごみの中に知り合いの彼女がポツンといたんです。
仲間由紀恵にちょっと似てる女の子で、
ぼくも一人だったので、ちょうどよかったと話しに行こうとしたら、
そこにもう一人、知り合いの彼女が出てきて、
こちらも美人なんですが、なぜか二人は顔見知りのようで、
とくにうれしそうな様子もなく義務的な感じでしゃべっています。
二人が知り合いだったとはぼくはまったく知りませんでした。
それでちょっと背中に冷や汗のようなものが流れます。
二人とも連れはいないようで、偶然そこで出くわしたふうでした。
(夢の中の)ぼくは、どちらの女の子にも気があったようで、
しかも女性には自信があるタイプの男でした。
二人と付き合うまでにはいたってなかったけど、
どちらにも気のある素振りは見せていたわけです。
なので、とってもまずいと感じたぼくは、
そこから立ち去ろうとしました。
ところが、気づかれてしまいます。
うわぅ、どうしよう、どんな態度をとればいいんだろうと、
ぼくはドギマギしてしまいました。
しかし、二人はぼくに気づいたものの、
ぼくと知り合いだということを、
互いに相手に悟られたくないのか、
牽制状態になったかのごとく、ぼくのことはスルーしています。
早くこの場を立ち去ろうと、ぼくは下の階に急ぎました。
1階は観光土産や焼き立てパンを売っている道の駅のようなところ。
早く帰りの船に乗ってしまおうと思ったぼくは、
ポケットに手を入れて、しまった! となりました。
財布がないのです。
いや~困った。
家に電話して、港まで財布を持ってきてもらうか。
いやいや、どっちにしてもこの島を出る際に切符は買わなければ。
ぼくはチケット売り場で正直に話しました。
すると拍子抜けしたことに、
じゃあ、またお金を持ってきてください、1910円です
とあっさり切符を渡してくれました。
1910円って一昨日、歯医者さんで払った金額なんですけどね。
でも、名前を訊かれ、続けて年齢を訊かれると、
それが思い出せません。
なぜか33歳と答えてしまったら、
そんなわけないでしょう
と笑われてしまって、ああ、そうだ69歳でしたと答えます。
それじゃあ、写真を撮ります
と言われて、人が行き交う広場の真ん中で撮られることに。
ここにまた先ほどの女の子二人に気づかれてしまいます。
ああ、ほんと、気まずい。
どっちか一人なら喜んで声をかけたのになあと悔しがりながら、
ぼくは出航前の船に駆け込みました。
(夢の中の)ぼくは、相当にチャラい男みたいです。
船室はまたもや満席状態でした。
ぼくは後ろの席を確保しました。
雨が降り出してきたのが船窓から見えます。
不安感が増してくるなか、
ピッピッピッ!
という目覚ましの音で、
ぼくは現実世界に帰還します。
朝の7時半過ぎでした。