うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

150分で観る女の一生

またまた南座で観劇してきました。

大竹しのぶ主演です。

女の一生

親戚が予約していたのに行けなくなって、

急きょぼくにお鉢がまわってきました。

南座前は朝の10時台でも人でごった返してます。

 

今回は前に学習しているので、お昼の用意をしていきました。

(コンビニでサンドイッチ。レジ袋に3円かかるて知らんかった)

またもや3階席。

もう慣れたものです。

千穐楽なんですけど、満席ではなかったです。

階段は急だし、先に座っている人の前を

通してもらわないといけないので、

係の人に案内してもらいます。

失礼いたします、申し訳ありません

と先客に断ってくれるので、

おっさんひとりでも通りやすくて安心です。

 

おっさんは南座では希少生物なので、

行列ができるトイレタイムでもスイスイ。

おっさんに生まれて感謝するのはこういうときだけですね。

 

女の一生
予備知識ゼロでした。

恥ずかしい話、森光子の「放浪記」と勘違いしてました。

実は、

終戦直前の昭和20年4月に森本薫が文学座に書き下ろし、

杉村春子が生涯947回にわたって主人公の布引けいを演じた

日本演劇を代表する不朽の名作です。

とのことです。

森光子じゃなく、杉村春子の十八番。

これを2020年、段田安則の演出で大竹しのぶが初演して、

その再演が今回の南座公演でした。

出演は、次男の堤栄二に高橋克実、長男の堤伸太郎に段田安則

長女の堤総子に西尾まり、次女の堤ふみに大和田美帆

けいの娘の堤知栄に森田涼花、ふみの夫の野村精三に林翔太、

女主人の堤しずに銀粉蝶、そして叔父の堤章介に風間杜夫

ぼくが知ってたのは、段田安則高橋克実風間杜夫くらいなんですけど、

銀粉蝶って名前が気になりました。

まず読み方がわからない。

調べたら、

ぎんぷんちょう

って、そのま~んまやないけ~

どこまでが姓で、どこからが名なのか。

女優、シンガーソングライター

となっています。

知らなかったなあ。

というより見ていたはずなのに見過ごしていたということです。

調べたら、いろんな映画・ドラマに出てはります。

顔を見たらわかりました。

 

作品そのものは、明治・大正・昭和という激動の時代を生きた

女の魂を揺さぶるー代記ということで、古いシンプルなお話です。

一生の間に日清、日露、日中、太平洋と4つも戦争を経験する、

そういう人生があったのですね。

日清戦争は物心がつく前ですけど)

見終わって、

えっ、それでいいの?

と思ったものの、

30分の幕間を挟んでの3時間、退屈しませんでした。

ぼくは「放浪記」と混同してましたから、

大竹しのぶ、いつ飛び跳ねるんだろとそればっかり気になってて、

もちろんそういう場面はありませんでした。

さっきも言ったように、観に行った日は千穐楽

カーテンコールで一列に舞台に立った役者さんたち、

疲れたはったんか、あんまり愛想がなかったです。

ひとり大竹しのぶだけは手を振ったり、

客席のいろんな方向に顔をやったりで、

いちばん若やいで元気に見えました。

このあと、どっかで打ち上げしはるんやろか、

なだ万」に行かはるんやろかとか思いました。

 

ちなみに南座には虎屋が入っていて、

休憩時間には行列ができるんです。

値段、なんぼかな~~~

栗あんみつ、1760円でした。

「栗あんみつ」販売のお知らせ | とらやの和菓子|株式会社 虎屋