うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

秋葉の季節

めっきり涼しく(寒く)なってきました。

紅葉の季節が近づいてきます。

いつもネタをちょうだいする「月刊京都」11月号は、

隠れ紅葉の寺社とお抹茶

という特集です。

 

ぼくの場合、紅葉の季節は仕事が忙しいのと、

花鳥風月、花鳥草木、まったく興味がないので、

紅葉の名所には行ったことがありません。

なのでここに紹介されてる寺社は名前で知るのみ。

名前すら知らなかったのが無鄰菴(むりんあん)です。

このところ有名になった山県有朋の別荘だったそうです。

七代目小川治兵衛が作庭した庭園で、

東山を借景に琵琶湖疎水の水を引き入れた名園なんだとか。

ここで繰り広げられる引きこもりアーティストの人の催しは、

治兵衛ショーとか言いません。

すみません。

 

母屋では庭を眺めながらお茶とお菓子がいただけます。

1600円かあ。

murin-an.jp

 

ところで、紅葉っていいますけど、

イチョウのように鮮やかな黄色になるものは、

「黄葉」というそうです。

コウヨウと発音するのでしょうね。

 

(洛西・福西町)

なんでイチョウは秋になると黄葉するのか。

夏が去り、太陽の光が弱くなってくると、

光合成でつくられる栄養分から得られるエネルギーよりも

葉を維持するために消費されるエネルギーのほうが

大きくなって採算が合わなくなるからだそうです。

原発のように不採算でもだれも後押ししてくれないので、

枯れるしかありません。

それで落葉するのですが、その手前で緑色の色素も不要になるので、

色素は分解され、消滅します。

すると、もともと含まれている黄色の色素が

目立つようになるため「黄葉」が起こるのだそうです。

 

ちなみに、黄葉・紅葉のことは英語で、

autumn leaves

といって、黄色と赤の区別はないみたいです。

これって直訳すると秋葉ですよね。

秋葉原を思い出します。

1869年(明治2)12月の火災以後、火よけ地を置き、

70年に秋葉神社をまつり、秋葉ヶ原と称したことに由来する。

秋葉神社(あきはじんじゃ、あきばじんじゃ)は、

日本全国に点在する神社である。神社本庁傘下だけで約400社ある。

ほとんどの祭神は神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として

広く信仰された秋葉大権現(あきはだいごんげん)。

単に秋の葉っぱが赤くて火をイメージさせるから「秋葉」ですかね。

 

英語で“黄葉する”“紅葉する”は、

“The leaves turn yellow” 

“The leaves turn red”

といいます。

 

「紅葉する」という言葉があるって、

それだけ日本人が、四季の変化に

気持ちを向けてきたってことですね。

花鳥草木に興味のないぼくの感性って、

日本人じゃないのよねえ。