いったん始めたら途中でやめられない性分なんです。
だから、5分と続けて見られないほど
面白くない映画も頑張って最後まで見てしまいます。
たとえば、古いレコーダーに入ってたこれ。
1970年の映画です。
なんで録画したかというと、
と豪華スターが共演する大作だからです。
浅丘ルリ子も花を添えています。
だけど、このキャスティングが災いしたのか、
映画としてはボンクラもいいとこで、
まったく「ちむどんどん」*しません。
(*沖縄方言で「胸がわくわくする気持ち」)
「ちむどんどん」も全然ちむどんどんしませんけどね。
ストーリーの流れは悪いし、アクションも中途半端、
人間的なドラマもなくて、
主人公たちの行動にも合理性が感じられません。
ああ、もったいない。
いくら名優を集めても、それだけでいい作品はできない
ってことの見本みたいな映画でした。
舗装道路の上で撮ってるの?
と、ときに思えるロケ地選びにも疑問がわきました。
そしてもう一本、これも長かった。
これも4大スター出演! ですけどね。
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
A Hard Day's Night
THE BEATLES - 映画『A HARD DAYS NIGHT』オフィシャルサイト
2001年に邦題を原題に近い「ハード・デイズ・ナイト」
に変更してリバイバル上映されたとのことです。
これも古いレコーダーに入ってたのをやっと見終えました。
ビートルズはもちろん好きなのに、この映画ときたら、
ちょっと見ては、あまりに退屈なので5分と見続けられませんでした。
ポール・マッカートニーのおじいさん役が一同を引っ掻き回すんですけど、
全然笑えません。
どこが面白いのか教えてもらいたいところです。
ビートルズの映画じゃなかったら最後まで見る気にならなかったでしょう。
ひとつ収穫があるとしたら初めて聴いたかもしれない
ビートルズの曲があったことくらいで。
すてきなダンス/i'm happy just to dance with you
上の二つと違って、すすすーーーと見れたのが、
名優たちがほんとに楽しんで演じてるっぽい、
美しくて、かわいい映画です。
あっという間に見られました。
ヨーロッパ大陸の東端にあるという仮想の国にある、
高級ホテルが物語の舞台です。
ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、
いくつものエピソードや登場人物が織りなす奇譚といいますか。
ロープウェイやケーブルカーで登ってホテルにたどり着くとそこは別世界。
いかにもお話のなかに入ったような、夢見心地にさせてくれます。
そしてこの映像、お話の中身より、
独特の風合いの「絵」が、この映画の魅力そのものかと思います。
「ドラマ・映画ばなし」はこれで96本。
ブログの数と紹介したドラマ・映画の数は一致しなくなりました。