子供の頃と言うても中学生ぐらいやったかな。
家には兄が買っていた「スクリーン」て月刊誌がありました。
映画も観てないのに女優さんの名前を憶えたもんです。
男優さんより美しい女優さんを観るのが楽しみでした。
子供の目からみても、何やら怪しげな魅力が外人の女優さんにはありました。
先日、イタリアンのお店にいったんです。
珍しく外食です。
そのお店には↓のように、モノクロ写真が飾ってありました。
容易に思い出せたんですけど、
このなんと言うか、きりっとした美人を思い出すことができない。
BB CCと呼ばれたヨーロッパ系の女優さんて、映画も観てないに
名前がでてくるんですよねえ。
でも、この写真の彼女。
若い、孫みたいなウェイ―ターさんに訊ねても
「僕、ちょっとわかりません」
そらそうやわねえ。生きたはるのかどうかもわからへん人ですもん。
でもね、ピカっと閃いたんです。
すみません、ご存命でした。94歳。
こんなややこしい名前、なんで憶えてるんでしょうね。
どんな映画に出たはったんでしょう。
検索画面をウェイ―ターさんに見せると、
「きれいな人ですねえ」と愛想よく答えてくれました。
可愛いだけじゃない、こんな女の人を美しいと思ってくれたら
嬉しいけどね。