うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

冷泉家の杜若「かきつばた」

「僕なあ、天皇の名前のついた学校行ってたんや

 室町小学校、烏丸中学 朱雀高校」

 

なんの自慢やねん。と鼻で笑ってみましたが、

その小学区に冷泉さんのお宅がありました。

 

高校で、冷泉さんの娘さんと同級生になった兄は、友達とお宅に

寄せてもらって「お父さんが家系図を見せてくれはってな。やっぱり

凄いわ」とこれは自慢ではなく、驚嘆でした。

 

私は羨ましくってねえ。

冷泉さんのお宅がこの小学区にあるのは、むべなるかなです。

 

時は流れ、冷泉さんが時雨文庫を設立され、お宅を一般公開なさると

きいて、友達と出かけました。

 

お宅の様子は全然覚えてないけど、その時買った絵葉書をふと思い出しました。

確か杜若が書いてある「かるた」の絵葉書やったはず。

 

絵葉書がしもてある箱の中を見てみると

「二字かるた」のペアになったものがありました。

綺麗に書いたあるわ。

梔子「クチナシ」 胡籙「ころく」 魚袋「ぎょうたい」年魚「アユ」

と調べるのも楽しかったんです。

杜若は読めへんかったけど。

 

それよりね、この葉書を出してきて驚いたのは

杜若が古代紫ではなく黄色だったこと。

 

そう言えば、東寺さんの杜若も黄色やわ。

 

やんごとなきお公家さんの「かるた」は品がよくて、美しい。

大きさはどれくらいでしょう。

そらもちろん手書きやろし、実物がみてみたいと思う下々のおばさんです。