うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ハギスの三人称複数現在過去

寒いと思ったら雪が降ってます。

今冬(「こんとう」と読むらしい)はよう降ります。

 

サード・パーソン

アマゾンプライムで見ました。

「クラッシュ」の監督の作品というので興味を惹かれて。

 

「クラッシュ」はゾクゾクするほど官能的な映画でした。

イケナイコトがいっぱい詰まってて。

だけどそれは1996年の「クラッシュ」でした。

デヴィッド・クローネンバーグの作品です。

こちらの「クラッシュ」は2004年で、

アカデミー賞(作品賞)受賞作です。

実はこっちも見てました。

内容はカンペキに忘れてましたけど、

そういえばええ映画やったような……

(ばかばかばか)

 

とにかく「クラッシュ」のポール・ハギス監督の作品です。

www.youtube.com

一見関連のない3つのメロドラマが同時進行。

離婚で息子と引き離された元女優の苦悩。

異国の地でセクシーな女性と出会ったことから

犯罪組織と対峙する中年男の冒険。

スランプ中の大作家と野心家の愛人との逢瀬。

次第に共通するモチーフが明確となり、

3本の糸が手繰り寄せられるように、ひとつの大きな流れが浮かび上がる。

 

という解説なんですが、見ていて、まったくわけがわかりませんでした。

時制も場所も違う3組のエピソードがばらばらに出てくるので、

ストーリーがつかみづらい。

たぶん一度見ただけでは半分もわかってない

という人がほとんどじゃないでしょうか。

 

ぼくもチンプンカンプンだったけど、

いい映画だってことはわかりました。

見ていて目が離せません。

愛すること、信じること、の深淵に迫る

というとかっこよすぎるかもしれないけど、

ひとつひとつの場面、演技が見る者の胸に迫ります。

美は細部に宿る(God is in the details.) 

っていう言葉の通り、

その細部が堪能できれば芸術品としてはオッケーじゃないでしょうか。

全体がもやっとしてても満足できます。

 

監督が「正解はない。自分で答えを見つけてくれ」と言ってるそうだし、

ネットではさまざまな「正解」が開陳されてます。

presidio.jp

 

ぼくはあと3回くらいと見ないと、

自分なりの正解にたどりつけそうにないですけど。

 

ちなみに「サード・パーソン」という題名、

英語で「三人称」って意味らしいです。

 

さて、明日のライブのお知らせです。

「すいようフォーク」の会

向日市在住の戸田さんが主宰されていて、明日が4回目。

サード・パーソン、だれか来られるんでしょうか。

実施要項は以下の通り――

日時 1月19日(水)午後2時~3時半

場所 まちテラスMUKO

出演 Buddy(バディ)、うめなか、?

入場 お客様は無料(マスク着用をお願いします)

なかせさんの喉がようなってるといいんですけど。