うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ダメになるまで大丈夫

劇場版ダウントン・アビー

めっちゃ面白かったです。

あんまり見るのが楽しみなので毎日10分とか15分とか、

ちびちびと大事大事に見てしまいました。

ふつうこういう細切れの見方をしたら

どんな名作でもつまらなくなるんですけど、

ダウントン・アビーは違いました。

 

鬼滅の刃」のTVシリーズを見てた人が、

劇場版を心待ちにして映画館に駆けつける気持ちがよくわかりました。

ダウントンファンにはたまらない、

見どころがいっぱいつまった宝物のような映画です。

 

まずは冒頭のシーンから魅了されます。

テーマ曲とともにダウントンのお屋敷が見えてくると、

それはもうワクワクしてきます。

国王夫妻がダウントンを訪問するという、

その一報が届くところから物語は始まるのです。

時は1927年、イギリス、ヨークシャーが舞台です。

ダウントン・アビー」と呼ばれる大邸宅に暮らす、

グランサム伯爵クローリー家は大興奮。

使用人までもが沸き立ちます。

けれども乗り込んできた国王の使用人(王室の執事やシェフ)たちは、

お前たちとは格が違うとばかり、ダウントンの使用人を見下して、

手出し無用、ひっこんでいろという態度です。

自分たちの持ち場から排除されたダウントン使用人たちは、

ついに反撃ののろしを上げます……。

一方、伯爵家の面々もそれぞれに悩みや問題を抱えているのですが、

国王夫妻の来訪を機に、いろんなことが一気に動き出します。

 

どのキャラクターもそれぞれの見せ場が与えられ、

それぞれに個性あふれる役割りを果たし、

落ち着くべきところに落ち着きます。

そこがなんとも憎いねえってファンは思うんですよ。

とても練られた脚本です。

登場人物のひとり一人が製作者にとても愛されていることが伝わってきます。

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王妃役のジェラルディン・ジェームズって、

「アンという名の少女」のマリラですね。

でもこの映画ではわき役です。

いつも心を奪われるのは先代伯爵夫人ヴァイオレットを演じるマギー・スミス

御年86歳だそうで、圧倒的な存在感を放ってます。

この映画では、ダウントンの後継者となるべき孫娘のメアリーに

重要なミッションを託します。

責任の重さに二の足を踏むメアリーに、

ダメになるまで大丈夫

と諭します。

この達観した言葉、マギー・スミスが言うとめっちゃ説得力があります。

ぼくも座右の銘にしたいところです。

ほんと、いい映画でした。

 

ぼくの大好きなダウントン・アビーのテーマ曲、

調べてみたらこんな情報がありました。

ダウントン・アビーのテーマ曲「Did I Make The Most of Loving You?」は

Mary-Jess Leaverlandが、歌っており、 ゾクゾクするような、

オーケストラの壮大な曲です。

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歌がついてたんですね。

なんと着メロまであるそうです。

来年には映画の続編が公開されるそうで、

また楽しみがひとつ増えました。