うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

「シドレの歌」の謎

サウンド・オブ・ミュージック」は何回も観ました。

映画館やビデオで5回以上は観てると思います。

なので、この本を読んでると、その場面がよみがえってきて、

わかるわかるって感じがします。

f:id:umeharanakase:20210904163629j:plain

ちなみに「サウンド・オブ・ミュージック」のお話は、

トラップ一家の実話マリアの自伝ドイツでの映画化

ブロードウェイ・ミュージカル化ハリウッド映画化

という段階を踏んで世界に広まっていきました。

 

うめなかでも「サウンド・オブ・ミュージック」から

何曲か演奏しています。

「ドレミの歌」もかつてはよくやってました。

ぼくがMCでよく言うのが、

これはドレミじゃなくてシドレの歌なんです

ってことです。

 

レコードを聴きながらギターで音を合わせてみると、

歌のキーはC(ドミソ)ではなくB(シドレ)だとわかります。

ただし、映像を見ると、マリーはAでギターを弾いています。

www.youtube.com

Aが押さえやすいからでしょうか。

だけどキーは2カポのA、つまりBです。

(1音高くチューニングしてあるのか)

 

だから映画の合唱に合わせて「ドー・レー・ミー」

とうたうのは、絶対音感のある人には拷問に等しい苦痛でしょう。

てな話もMCで話していました。

 

そこのところ、この本にどう書かれているか興味津々でした。

紹介しましょう。

 

*ロジャースとは、作曲家リチャード・ロジャースのこと

 シャーミアン・カーは、長女リーズルを演じた女優

 

原曲ではロジャースがハ長調で書いた楽譜が残っており、

舞台版の録音でもメアリー・マーティンハ長調で歌っている。

映画の子役俳優に配られた楽譜も、ハ長調で書かれている。

ところが映画で聞かれる同曲は、変ロ長調になっているのだ。

ジュリーのために音を下げたとは思えず、

高音が出せない子役がいたなら、吹き替えればよい

(実際に吹き替え用に四人の子供が雇われ、

 たとえば「さよなら、ごきげんよう」のクルトの高音部は

 シャーミアン・カーの妹ダーリーンが歌った)。

まさに永遠の謎なのだが、映画での「ドレミの歌」が

〈絶対音階の持ち主には聞いていられない曲〉と評される所以である。

 

ということで、なんでB(変ロ長調)なのかは謎のようです。

だけど、うめなかのMCにも専門家のお墨付きがいたということで、

うれしい限りです。

 

実は「ドレミの歌」に関して非常に驚いたことがあるんです。

数年前、この歌を練習しようとしたら、

なかせさんがこんな言葉を口にしたのです。

私、この歌きらい、ほんまはうたいとない

 

どっひゃ~~~~~~! 

ちーーっとも知らなかった~~~~~!