先日、旦那と娘が話してたんです。
旦那は昆虫好きで、子供達とよく虫取りに出かけていたんです。
「昔はクマゼミを見つけたら、ちょっと得意やったけど
今は、一杯いんねんな」と娘が言うと
「クマゼミはもともと暑いとこの蝉やから、ここらで
沢山見られるようになったってことは、温暖化の影響ちゃうか」
てね。
そんな中、この雨を縫ってヒグラシ(カナカナ蝉)が泣き始めています。
秋がきたかのように、カナカナとなく声は寂しげです。
街中ではあまり聞けなくなったカナカナ。
知らない子も多いでしょうね。
前にも紹介したけど「夕方のおかあさん」
カナカナぜみが 遠くで鳴いた
ひよこの母さん 裏木戸あけて
ひよこを呼んでる ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな
チラチラ波に 夕焼けゆれた
めだかの母さん 小石のかげで
はよはよおかえり ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな
サヤサヤ風が ささの葉なでた
こねこの母さん あちこち向いて
おいしいおととで ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな
サトウハチロウの詩に中田喜直作曲
カナカナゼミの鳴き声から始まるこの伴奏が、なんとも言えず
いいんです。
夏から秋へのはざかい。日が暮れてく感じがようでてて、
いい伴奏ですよね。