うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

気遣い気疲れの夢

こんなぼくでもひとに気を遣い、気疲れするってこともあるんです。

そんな夢を見ました。

 

仕事で世話になってるMさんとKさんが、

得意先にもらったグッズやノベルティを比べ合っています。

どういうことで勝ち負けが決まるのかわからないけど、

ふたりの間には阿吽の呼吸があるのでしょう。

そのうちの一つを、Mさんが、

これ、買いませんか

と勧めるので、ぼくは断るのも失礼かと思い、

本当はいらないんだけど、

じゃあ、1万円でいただきます

といってしまったんです。

なにかのキャンペーンで使うキャラクター商品の試作品で、

有名なアーティストがつくったものだそうです。

こんなものいらないなあと思って悔やんでたら、

Mさんがスマホで値段を調べたみたいで、

それがなんと、

12万5000円!

ぼくはびっくりして、

お返しします

と言ったのですが、

いやいやいや

プライドの高いMさんは引き取ろうとしません。

1万円でもいらないのになあ

とぼくは悔いる気持ちをひきずってしまいました。

Mさんだって値打ちのあるものを格安でぼくに譲って、

後悔してるに違いありません。

 

道の途中、トレンチコートを着た友人Wに出会って、

因縁をつけるような目でにらまれます。

Wはぼくが原発推進派に転向したと思って、

ずっと厳しいことを言い続けてきた男です。

それは誤解なんだけど、電力会社の仕事をぼくが請けたので、

彼はそれが許せなかったのでしょう。

 

Wのことは知らん顔で通り過ぎました。

Mさんとぼくは本音が言えないまま、無言で歩いていました。

そうしたら、

こんなとこにいて大丈夫ですか

と若い人に声をかけられました。

ぼくははたと思い出します。

予約した飛行機の搭乗時間が迫っているのです。

早速、空港に駆けつけました。

 

そこはコンサートホールのクロークみたいなところで、

ぼくは名前を告げて搭乗手続きを願い出ます。

ところが、係の男は見下したような目でぼくを見て、

遅刻の連絡をしてこない人は

搭乗リストに入っていません

と、にべもない返事なのです。

えええ? 

いまからどうやって帰ろうか、こんな場所で夜を明かすのか? 

と不安にさいなまれて、

そこをなんとか

と低姿勢で頼んだら、

いまで付加料金200万円となっていますが

というんです。

それでびっくりしてぼくは目が覚めたのでした。

 

ああ、なんとオチのない幕切れでしょうか。

夢なんだからこんなもんです。

ぼくは朝の4時にトイレに行ってまた寝たのでした。