毎年埼玉から送られてくる「幸水」梨です。
送り主は子供が幼稚園の時に一緒にPTAの役員をした友人
彼女は、こちらに転勤になって友人をつくろとPTAの役員に名乗りを
上げたんです。
関東弁の人と付き合うの初めてのことで、そのきっぷの良さに
ほれぼれとしたもんでした。
「なかせさん、日が暮れちゃうよ」
「もう気にせずほっときな!」と男前でね。
三年ほどで埼玉にもどりましたが、それまで仲良く付き合っていたんです。
それから、毎年欠かさず送られてくる「幸水」
こちらは、暮れに彼女が好きな「千枚漬け」を。
年賀状のやりとりだけでお礼状も出さず、連絡もせず
それでも「幸水」は届いていたのです。
昨日届いた「幸水」このコロナ禍元気にしたはるのが分かって、
胸がいっぱいになるくらい嬉しくってねえ。
なぜかとてもなつかしくなってね。
何年かぶりで電話したんです
「はい、○○です」懐かしい声。本人に間違いない。
「京都のなかせです」と言うと
「元気にしてる?こっちは元気だよ。あれからもう36年になるんだよ。
話してると隣にいるみたいで笑っちゃうね」
と二人でゲラゲラ笑いました。
コロナが終息したら、京都に遊びにおいでと約束して電話を切りました。
「来年はね、もう送れないんだよ。高齢で梨づくりやめちゃうんだよ」
そうなんや、残念だけどしゃーないなあ。
わたしは「千枚漬け」頑張って送ろうと思っています。