歌もオンチだけどスポーツオンチでもあるので、
オリンピック中継はまったく見てなかったです。
ただ大河ドラマを毎週予約していたら偶然、
閉会式の中継が録画されていて、なんとなく見ました。
これが実にハモが聞き取りやすくて、
その意味ではなかなか貴重なんじゃないかと思いました。
そっかあ、「君が代」ってこうやってハモるんだ、と。
ぼくが小学生の頃は国歌斉唱問題とかなくて、
式典のたんびにうたわされてました。
うたいながら、間延びするメロディーが退屈で、
辛気臭いなあ、イギリスとかフランスとかソ連みたいな国歌がいいなあ、
と思ったもんです。
ところが、10年くらい前に「君が代」のコードをとったんです。
そうしたら、驚きました。
ギターを抱えてポロンとマイナーコードを弾くとどうも違う。
あれ? メジャーコードなの? というのが最初の驚き。
次の驚きは始まりと終わりのコード。
始まりはAとなってますが、
プレイキーはAじゃなくてDなんです。
(自分の声の高さではDでした)
つまり最初にDをポロンと鳴らさないと、
このAで始まる音がとれないことになります。
キーがDでAから始まる国歌って、すごくないですか。
起立・礼・着席というときに鳴らすピアノの和音は、
Ⅰの和音、Ⅴの和音、Ⅰの和音ですが、
「君が代」はⅤの和音に始まってⅤの和音で終わります。
だから最後、あんなにスッキリ感なく終わるんですね。
ただ礼に始まって礼に終わるのは「君が代」らしい気がします。
もちろんコードに正解はありません。
いまだったら別のコードを選ぶかも。
検索してみると、こういうのもありました。
理論的に正しいのはこれ?
なんかまとまりがないというか、
一本につながる流れが見えない気がします。
こちらも興味深いです。