というニュースがありましたね。
ぼくみたいなじいさん世代だと、
若い女性になにを言うてもセクハラになりそうで
恐ろしいのですけど、
若い人でもセクハラ発言してしまうみたいですね。
ツイッターはほとんど使ったことがなくて、
ぼくにはなんの知識もないのですが、
識者のこんな指摘がありました。
この事件の本質は、投稿の悪質さそのものよりも、
「鍵アカウント」の防御力を過信した、
呉座氏のネットリテラシーの貧困さ(←「鍵アカウント」であっても、
フォロワーが3000人以上もいれば、事実上は公開設定と変わらない。
こんなことはツイッター利用者にとっては常識以前の話だ)
に求めなければならない。
「鍵アカウント」ってなんじゃらほいって思いました。
「相互承認したアカウント同士が内輪で楽しむ設定のツイッター利用」
のことなんだそうです。
内輪話をしていたつもりが外に漏れ出てしまったってことでしょうか。
そして発言の主が特定されてしまったと。
たとえ閉じられた集団の中でも、
なにを言ってもいいってわけではないので、
反省はしないといけませんね。
それはそれとして、同氏が時代考証で関わったドラマ、
「鎌倉殿の13人」
戦国時代ではないので戦い方も変わってくるでしょう。
馬にまたがった武将が刀で敵の雑兵を切りつける
合戦場面はドラマや映画でよく見かけますが、
ああいうのはあまりないようです。
こないだも紹介したこの本にありました。
騎馬武者の場合、「馬あて」といって、
馬を敵にぶつけることが最大の戦法だったようです。
このとき逃げていく敵の槍兵の真後ろから馬で追いかけてはならない
その敵が急に振り返って槍で逆襲してきたら騎馬の側が不利だから。
心得のある歩兵は、槍を肩に担いで逃げ、
敵騎兵が背後にすぐ迫ってきた頃合いに、
突如足を止めて体を「回れ右」または「回れ左」させてしゃがみ、
槍の石突を地面に委托し、敵騎兵がおのずからのスピードで
こちらの槍先に串刺しになるのを待つというテクニックを知っていた。
敵を侮ると思わぬ反撃を食らうというのは、
戦場でもツイッター空間でも同じですね。
こういう場合、鞍の上で槍をふるう騎馬武者は、
歩兵の槍には対抗できないとのことです。
かといって乗馬のまま敬遠して敵を見逃すと、
卑怯者のそしりを受けます。
戦場ではまわりの目を意識しないと
噂はすぐに広まって名誉を失ってしまうのです。
この点も、周囲に煽られて突っ込んでいった先生の
残念な結果を想像させてしまいます。
今井伊勢守清冬という武将は一計を案じて、
相手を見知っているように挨拶して、
手下の歩兵が集まってくるのを待ってから、
その敵を討ちとめたと書かれているそうです。
敵と対するにはまず自分の足場固め
っちゅうのが肝心ってことですかね。