兵庫県神戸市内にあるメーカーが、通販サイトなどを通じて発売している
「ダブルCDカセット・マルチレコードプレーヤー」
というオーディオセットがニュースになってました。
税別で3万9800円。
レコードプレーヤーとカセットデッキ、CDプレーヤーなどが内蔵され、
レコード、カセットテープからCDやUSBメモリー、
SDカードへの録音が可能です。
記事によると、
発売元のDCTによると注文が殺到し、
生産国の中国からの入荷待ちで発送が4月になるほどの人気だという。
アナログレコード、カセットテープという昭和のアイテムと
木目調のデザインが微妙にマッチ。
昔のラジカセのような“全部入り”の機能が、興味をそそっている。
“全部入り”なのにMDだけは入ってないんですねえ。
画竜点睛を欠くといいますか残念です。
メーカーによると「MDの需要がなかった」ということらしいです。
いえいえ、あると思いますよ。
需要というのは値段とのバランスです。
国内で唯一、MDプレーヤーを生産していた
音響機器メーカーのティアックは、
2020年3月をもって生産・販売を終了。
国内では“絶滅”カウントダウンに入った。
というニュースもあったけど、これ、高すぎるんです。
新品で6万円以上だったと思います。
ぼくがほしいのはパソコンにUSBケーブルでつなげるMDドライブ。
希望小売価格1万円(税別でいいです)。
たくさん残ってるMD資産をむだにしないために、
どこかつくってほしいです。
上の記事では
――MDのドライブメカって、今も製造しているパーツメーカーは……
小田切氏:ありませんね。うちはメカを自社で在庫しているので、
それを使っています。その在庫が切れたら終わりですが。
となっています。
MDドライブって、そんなにつくるの難しいんでしょうか。
たぶん「採算的に」難しいんだと想像します。
ああ、MDは絶滅器具なのか……
と思ってたら、実はぼく、前に持ってたんです。
いまあるのは空き箱だけ。
中身をどうしたのか思い出せません。
不要になってだれかにあげたのかも。
何年前のことだろう。
まさにMDの録音ファイルを読み込んで
パソコンに転送する目的で買ったのだけれど、
なぜかそれができなかったので愛想を尽かしたんだと思います。
まさにこれ。
これがほしいのに本体が行方不明だなんて……
ここまで読んできて、そんなオチないよなあって思ってる人、
きっといてはりますねえ。
すんまっせん。