こないだ練習に行く日、車道わきの細い歩道を歩いていたら、
すみませーーーーん
という細い声が後ろから。
振り向くと自転車がいたので、
わきに寄って道を譲ったら、
ありがとうございます〜
という小さな声。
黒髪の女子高生でした。
登り勾配の歩道をゆっくりこいで通り過ぎてゆきます。
その姿を見て思い出したんです。
長い髪に制服のミニスカートと白いハイソックス……
この女子高生ルックの原点が、
スーザン・ジョージが演じたツィンキー(Twinky)にあったことを。
(あくまでもぼくの中で、ですが)
ダスティン・ホフマン主演の「わらの犬」(1971)に、
脇役で出ていたスーザン・ジョージが好評だったので、
その2年前に製作された「おませなツィンキー」(1969)が
急きょ封切られたようです。
映画館で観たのかテレビ放映を見たのか、覚えてないんですけど。
まさにプリティでヤングなガール(クサい表現!)、
スーザン・ジョージに魅了されました。
それに自転車のことを、イギリスでは
two wheels bike
っていうのか? と感心したものです。
ちなみにぼくが「わらの犬」を見に行った美松(大劇か名劇)は、
2~3本立ての名画座で、どんな映画でも客席がざわついてるんですが、
あの衝撃の場面だけはしわぶきひとつ聴こえず、
すべての観客が水を打ったように静まり返っていたのを覚えています。
サム・ペキンパー監督、すごい!
で、こちらが「おませなツィンキー」です。
YouYubeは偉大であります。
こういうマイナーな映像まで見せてくれるのですから。
(しかも1本まるごと見られる!)
16歳の少女ツィンキーが中年作家に恋をし、同棲し、
ほろ苦い別れを経て成長していく物語です。
相手役はチャールズ・ブロンソン。
こんなおっさんの恋人になって、
あんなことやこんなことをしてくれるなんて!
犯罪じゃのぉ、
うらやましいのぉ、
男の世界じゃのぉ、
ブロンソン。
で、映画の主題歌「Twinky」、けっこう好きなので、
なかせさんに提案したけど、断られてます。