こないだの「ダウンタウンなう」、
さながら広瀬香美ショーでした。
4歳からピアノを習い始めて絶対音感がついたそうなんですね。
それで「世の中の音がしゃべり出す」状態になって、
頭の中が音階だらけになって、かたときも休まらず、
つねに微熱を出す状態だったそうです。
そういう人がいるらしいというのは
知ってはいたのですが、当事者が語るのを聞くのは初めてでした。
坂上忍が「どういうことですか?」と訊くと、それは
シソソソソソソ
と聴こえ、まっちゃんがコップをお箸でちんちん鳴らすと、
ラ♭ラ♭
と聴こえ、ひとが自分の名前を言うとこれまた、
はまだまさとし シ♭ファファファファファファ
まつもとひとし ドミミミミドド
と聴こえ、まっちゃんが「黒電話のジリリリリン」というと
ドドミドドレレレレレ
に。
「黒電話のとこはええねん!」って、
まっちゃんがつっこむところがおかしかったです。
こういう人なので一度会話すると、
その人の和音がオーラのごとく響くので、
堀田茜 変ロ長調
ってことでした。
いちばんおかしかったのは小学生の頃だったか、
初恋の相手が路線バスだったという話。
通学のときバス停で聞こえる、
シュウという音が心地よくて、
その音を発するバスに恋して、いつもそれに乗っていたそう。
バスのブレーキは倍力装置として空気圧を利用してるんですね。
停車すると「プシュー」という音とともに空気の圧力を開放します。
その音に恋するなんてねえ。
絶対音感の話もおもしろかったけど、演奏もまた型破りで、
どぶろっくの「もしかしてだけど」を弾き語りして、
これがファンキーでブルージー。
すばらしかったです。
掌底奏法やひざで鍵盤をたたいて、
ピアノは打楽器
と言い切るのも納得でした。
いま54歳。
本人はお気づきじゃないかもしれないけど、
演奏姿はけっこういろっぽかったです。
私生活においては、1999年に俳優の大沢たかおと結婚したが、
2006年に協議離婚した。
2008年10月12日にロサンゼルス在住の1歳上の米国人男性と再婚した。
とウィキペディアにありました。