いいドラマ、いい映画は冒頭から引き込まれます。
夜中に予約録画していた番組がコロナの影響で、
別の番組に入れ替わってるってことがあって、
どうもいつもと違うなあと思いつつ、
見入ってしまったのが「深夜食堂」でした。
まったくなんてことない東京の夜の風景から始まります。
バックで流れる歌がとても特徴的で、どこかアイリッシュ風。
歌声もギターも枯れた感じでいいです。
思ひで
というタイトル。
調べたら原曲はアイルランドの古いトラッド、
pretty girl milking her cow ( Callín Deas Cruíte na mBó )
って曲なんですって。
ここに書いてありました。
鈴木常吉(ぜいご)って人、知りませんでした。
1989年、伝説のバンド・オーディション番組TBS「イカ天」に出場、
3週勝ち抜き注目を集める。
90年、セメントミキサーズ「笑う身体」でメジャーデビュー。
翌91年、つれれこ社中にボーカルとアコーディオンで参加。
97年、つれれこ社中、オフノートより「雲」をリリース。
ビートたけし、高田渡、早川義夫、忌野清志郎らに絶賛される。
2006年、満を持して初ソロ作「ぜいご」をリリースする。
2009年、TBS放映のテレビ・ドラマ「深夜食堂」で
「ぜいご」収録の「思ひ出」がオープニング曲として使われ、
大きな反響、話題を呼ぶ。
と紹介されていました。
音楽性が高く評価されてきたにもかかわらず、
大ヒットまではいたらなかったようで。
そういうミュージシャンはいっぱいいてそう。
ちなみに原曲をジュディ・ガーランドがうたってるのがこれ。
まったく印象が違いますね。
この女性の歌もいいですね。
いまさらって思われる方は多いでしょうが、
「深夜食堂」、いいドラマです。
毎回、メニューの名前がタイトルになっていて、
オープニングシーンから最後の料理紹介まで、
楽しく見ています。
お話も役者の演技も音楽も料理も、すべてが楽しめます。
第5話のバターライス、どんな味かなあ。