夕方から出かけるのはなんとも気の滅入るもの。
これからライブとなると、ますます気分が沈みます。
頭の中はボーっとして、こんな感じ。
ただ今日はなかせさんが電車で帰ってくれるので、
送らなくてすむだけマシだ~~~
と思いながら向かった青春カムバックでした。
毎回出来は悪いのに、こうして何回も
呼んでいただいて恐縮至極であります。
会場のモダンタイムスの前で楽器となかせさんを降ろします。
車を三条川端角の駐車場にとめてモダンタイムスへと戻る道すがら、
飴屋さんを見つけました。
京のお飴さんと書いてあります。
京都では人間以外、無生物にも「さん」づけするんですね。
お豆さん、お芋さん、お揚げさん……
「猫さんが通りはる」と尊敬語で表現することも。
そういう文化でぼくも育ってきました。
何年たっても、なかせ「さん」と呼んでいます。
5時過ぎにモダンタイムスに到着すると、もうお客さんが入ってます。
開演は6時半なのに半分以上は席が埋まってました。
まあ、大変な熱気で、そのなかでリハをさせてもらいます。
PAの男の子が、
ご自分のシールドはお持ちですか?
と訊いてくれます。
ふたりともシールドを持ってなくて。
ぼくはギター2台と歌詞のノートが2冊で重いので、
シールドは借りればいいやと端折ったんです。
わかりました!
とPA男子は嫌な顔ひとつ見せず、さわやかでした。
スタッフがさわやかなのがモダンタイムスさんのいいところですよね。
そう、昨日はギターが2本。
いつものKヤイリにプラス、9弦ギターを持っていったんですよね。
柾目ウッドメーカーさんオリジナルのインレイが入ってます。
すごい手作り感。
ベースになってるのがモーリスギターで、
なかなかいい音がします。
9弦ギター、1曲目のためだけに持ってきたけど、後悔しました。
ステージには置いておく場所がないので、
ケースに入れて寝かせておくしかありません。
ギターが1台増えるだけで、
こんなにもフットワークが悪くなるものかと感じた次第。
楽屋も他のバンドさんの荷物や楽器がいっぱいで、
こういうタイバンライブは荷物最小限がいいなと思い知りました。
と、会場に見かけぬ”お姉さん方”がおられました。
赤いテンガロンハットに赤いスカーフ、ウエスタンシャツ、
ベルトとかにはヒカリモノがいっぱい。
お尻にも小さな派手なポシェットを提げておられました。
お訊ねするとカントリーダンスをやってられるそうです。
ネットで調べると、
おじいちゃんおばあちゃん世代が大好きなラインダンス
とありました。
この3人のカントリーガール(?)は、
カントリーダンス教室の先生と生徒さんだったのです。
てことでリハが終わって開演まで1時間。
ライブはまだまだ始まりません。
ただいま繁忙期につき続きは後日……