いよいよ今回で最後。
皆さん、もうお腹いっぱいじゃないでしょうか。
しかし、書き始めたんだからおしまいまでいかせてください。
楽器紹介が終わって、オーケストラの演奏が再開されます。
◇ハチャトゥリアン/剣の舞
チャンバラごっこを音楽にしたのが「剣の舞」という紹介で、
演奏が始まりました。
スリリングな曲です。
楽器紹介のあとで聴くと、
作曲家がいかに楽器の特性を考えて
組み合わせているかがよくわかりました。
ティンパニーで始まり、シロフォンがメロディーをたたき出します。
間を金管楽器がつないで、盛り上がりでシンバルというように。
音の鳴る方向に自分の首も動きます。
◇ヴェルディ/乾杯の歌(歌劇「椿姫」より)
若い男女が盛装して登場します。
はなはだ場違いな感じ。
イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディがつくった
歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」はイタリア語でうたわれます。
この曲も聴いたらすぐに、あれかとわかりました。
マイクなしでもよく声が通ります。
すばらしい。
手に持ったグラスは空です。
歌のお姉さんは写真よりもっとかいらしかったです。
写真、お兄さんより大きめで、すみません。
こんなむさい体育館にドレスアップして
出ていただいて恐縮であります。
◇プロコフィエフ/ロミオとジュリエット
ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフのバレエ音楽です。
「ロミオとジュリエット」第二組曲より「モンタギュー家とキャピュレット家」。
指揮者の方は「ロメオ」と発音されてました。
不安をあおる曲調で聴いたことないなあと思ってたら、
途中から、ああ、これかって。
クラシックってタイトルを覚えてないだけで、
BGMとかで耳にしてることが多いんですね。
これもかっこいいメロディー、アレンジです。
◇シュトラウスⅡ世/雷鳴と電光
オーストリアの作曲家ヨハン・シュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」。
大太鼓で雷鳴を、シンバルで稲妻(または電光)を、
雷鳴と稲妻を巧みに模写している。
速い2拍子のリズムに特徴がある。
とのことです。
さすがにこの曲は聴いたことなかったです。
演奏中、雨傘を差すパフォーマンスも。
2部
休憩を挟んでようやく2部に入りました。
1部、長かったです。
やれやれ。
午後3時15分に再スタート。
◇いっしょに歌いましょうコーナー
プロジェクターに歌詞が表示されます。
「ふるさと」「見上げてごらん夜の星を」の2曲を会場全員で。
このコーナー、必要?
ま、うたいたいって人も多いのでしょう。
合唱が終わると、桂坂小学校出身のオーケストラメンバーが紹介されました。
桂坂地区にバイオリンの先生がおられるそうで、
その方の指導を受けてバイオリニストになられたとか。
◇ルロイ・アンダーソン/そりすべり
アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンの管弦楽曲。
シャンシャンシャンと鈴の音がして、
いかにも雪景色のイメージがひろがります。
聴いたことあるあるな音楽。
革ベルトでバシッ! とアクセントが入ります。
”むち打ち”はふたりでやってられました。
◇指揮者体験コーナー
カザラッカコンサートのメインイベントともいえるのが、このコーナーです。
子どもたちが挑戦します。
これも有名な曲ですね。
女の子1人と男の子2人が選ばれました。全員3年生かしら。
ひとり、名前も言えないはにかみ屋さの男の子んがいて、
一言もしゃべらないんです。
なのに、とってもゲラで、よく笑う男の子だったので、
それがおかしかったです。
ひらがなの「し」の字を描くようにとアドバイスを受けて、
指揮棒を振るのですが、子どもの指揮だからといって手を抜かず、
ちゃんとタクトに合わせて演奏するので、
指示待ちでズッコケたりします。
それもご愛嬌ですね。
いかに指揮者が大事かということです。
いつかこの子どもたちのなかから指揮者になる人が出るでしょうか。
◇ジョン・ウィリアムズ/ジュラシックパークよりテーマ
最後の曲、今年もジョン・ウィリアムズなんですね。
こういう選曲になったんでしょうか。
メインテーマはよく耳にしますが、イントロ部分は知らなかったので、
へ~え、こうつながってくのかあなんて思いました。
ジョン・ウィリアムズらしく最後は盛り上がりますね。
来年は「ダースベイダーのテーマ」かしら。
以上で、予定終了となり、小学生から花束贈呈とお礼の言葉。
司会者からアンコールを促す(?)言葉があり、
筋書通りアンコールが……
◇「天国と地獄」よりカンカン
ジャック・オッフェンバック作曲のこれ、
地獄のオルフェで流れる「地獄のギャロップ」は
「天国と地獄」の曲名でも知られ、
その旋律は最もカンカンを思い起こさせるものの一つである。
とウィキペディアにありました。
会場から「ブラボー!」の掛け声が上がり、
拍手が数分は鳴りやまずって感じ。
良かったです。
楽しいコンサートでした。
いや、やっと、この連載が終わって、
ぼくもほっとしています。
来年も見に行けるといいなあ。
で、もっと短く紹介したいです。
それでは最後までおつきあい、ありがとうございました。