「サワコの朝」では 「記憶の中で今もきらめく1曲」と
「今、心に響く曲」ということで毎回2曲、
ゲストが大好きな歌を紹介します。
ときには、ええ! この人がどうしてこの歌?
というように、意外な取り合わせもあったりします。
女優の原田美枝子が紹介した、
「ナンシー・マリガン」もそうでした。
これって、エド・シーランの曲なんですよね。
原田美枝子が、イギリスの20代のシンガーソングライターの曲を
聴くんだあと思いました。
かくいうぼくも、そのときまでこの曲、聴いたことがなかったです。
番組で流れたときは、ふつうにアイリッシュの伝統民謡だと思ったんです。
旋律も楽器編成もアレンジも歌詞もフォークソングそのもの。
でも、調べてみたら、エド・シーランのオリジナルだったんですね。
彼のおじいちゃんおばあちゃんの出会いと恋の物語。
ナンシー・マリガンとはおばあちゃんの旧姓で、
つまり実話を元にした創作なんです。
でも、この歌、50年前にあってもおかしくないし、
厳密なことをいわなければ、こういう歌詞の内容だって、
100年、200年前からありそう。
そんな歌が世界中でヒットするって、すごいですよね。
だから伝統って、いまも生まれ続けてるんだと、
改めて実感しました。
100年前からあったといわれても納得してしまいそうな
歌をつくれるって、えらいもんだなあと思った次第です。