FBIのドラマで行動心理学って言葉を耳にしますけど、
行動経済学って分野もあるのですね。
インタビューを朝日新聞で読みました。
行動デザインという手法があるんですね。
1枚の力~テンが変化をもたらした例を話しましょう。
1970代以降、米国の多くの交響楽団が
カーテン越しに団員を審査する方法を採りました。
当初はバーンスタインを始め、
多くの楽団監督がこの方法に反対しました。
「我々は外見には左右されない。音楽の質しか気にしない」と。
でも現実は、女性演奏家の割合が5%から35%に増えたのです
そんな簡単な方法で増えるものですかという質問に、
行動デザインが監督たちのえ方を変えたわけではありません。
『外見ではなく音で選ぶ』という行動を
取りやすくするように介入しただけなのです
と答えています。
やはり男女差別はあったのですね。
ぼくも仕事場でときどき偏見を感じることがあります。
こんなハゲのじいさん、大丈夫か? 仕事できるんか?
という視線を感じるんですよねえ。
原稿を書くのも、見た目じゃなく、
実力主義で評価される分野だと思うのですが、
やはり20代~30代の若い世代の中にポツンと、
60代がいると、ひがみに似た気分を味わいます。
実際、編集者がクライアントに言い訳するように、
御社の長い歴史をまとめる重要な読み物をつくるので、
今日は大ベテランのライターを連れてきました
って取ってつけたような前説をするんです。
ま、締め切り前にポックリいく可能性は若い人より高いので、
大丈夫かという心配に根拠なしとはいえないんですけど。
偏見や差別っていろいろあるもんです。
最近よく目にするLGBTってワード。
この人たちは偏見にさらされまくって
生きてきてはるのでしょう。
そこにハゲも混ぜていただいてLGBTHの人権擁護、
推進していただきたいですね。
いつか「攻殻機動隊」の世界のように、
VRが進歩して、リアルで面会しても、
仮の姿しか見えない状態にできたら、
偏見はなくなるのかしら。
たしかに中身のみで勝負に限りなく近いけど、
それもなんだかなあ。