うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

リクエストにお応えして

みやこめっせであったフォークコンサートでのこと。

 

お買い物の催事でフードコートが準備されていて、

そのステージでの演奏でした。

トップバッターのうめなかは、

オープンな会場でいろんな人が見守るなか、

リハをさせていただきました。

ご一緒するバンドの沙羅双樹さんも、

熱心にPAのチェックをしてくださいました。

 

リハが終わると年配の男性というか、

おじいさんがお声をかけこられました。

あの「さくら~さくら~」って歌、なんて題名なんですか?

と質問されたので、

森山直太朗の「さくら」ですとお答しました。

 

3年前に47歳で死んだ息子がよく歌っていて懐かしいかった

とお話ししてくださいました。

今年、ご自身は喜寿なんだとおっしゃってましたね。

それなら本番でうたわせてもらいます

とお話ししたら、うれしそうにされていました。

 

ところが、本番になって「さくら」をうたいだしても、

そのおじいさんの姿が見えません。

あらら? 

 

季節はずれの歌であっても、

人それぞれに歌にまつわる思い出があるんだなあ、

リハだけでも聞いていただけてよかったなあ、

とうめはらさんと帰り道に話しました。

 

メモなさっていたCDは、忘れずに買って帰られたかな?

 少しでもお役に立てて良かったうめなかでした。