日曜の観芸祭コンサートでは、うめなか、さんざんな出来でした。
PAの設定がうまくいかなくてとかって言い訳もあるんですけど、
それも含めて、自分たちの能力のなさだと思って反省しました。
昔、トワ・エ・モアがNHKの「素人のど自慢」
に出たときのことを思い出すんです。
この番組ではゲストの歌手がうたうときも、
カラオケを使わず、生伴奏をするんですよね。
昔は3人ほどの楽団で、アコ―ディオンとギターとドラムくらいでしたっけ。
それで前奏が鳴り始めたときに、トワ・エ・モアの男性が、
テンポが遅いと気づいたんでしょう。
正しいテンポに上げるよう、身振りで指示を出したんです。
楽団に向かって、手を回して指示する、
そのしぐさが、なんかきざったらしく、感じたんですが、
実はプロのミュージシャンなら当たり前のことをしたんですよね。
トワ・エ・モアは女性ボーカル(山室英美子)が主役と思ってたけど、
男性(芥川澄夫)もしっかりバンマスの役割を果たしてるんだと、
あとになって思い直したものです。
ぼくもトワ・エ・モア、見習わなくっちゃ。
YouTubeには、こんな映像が。
懐かしいですねえ。
懐かしいといえば、みのさんのことです。
観芸祭コンサートの最後を飾ったオールドタイムランブラーズさんで、
この春にはいっしょにうたい、演奏してはったのに、
いまはおられません。
「おれはもうやりたい曲、なくなってしもた」
って、その春の日におっしゃってた言葉が耳に残っています。
やりたいことはやり尽くして天国にいかはったんでしょう。
ベースに森さんが、ボーカルにくんこさんが加わった、
新生オールドタイムランブラーズの演奏を、
快晴の空の上から聴いてはったかな?
「まだやってるんかあ」
とうれしそうに目を細めてはるみのさんを想像しました。