うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ほんまにほんま?

パイロットフィッシュ」大崎善生

という小説を読んでいたら、
こんなエピソードが出てきました。

 

 スウェーデンの4人組のロックバンドの話。
 男2人、女2人の2組のカップルで構成されたそのバンドは成功をおさめ、

 やがて世界的な名声を勝ち得るところまでのしあがっていった。

 

 ところが、ボーカルを担当していた女の子が、
 もう一人の女の子の彼氏を奪ってしまい、
 二人の男と同時に付き合い始めてしまったのだ。

 

 4人のグループのなかで、彼氏を奪われてしまった子は
 ひとり完全に孤立してしまう。
 自分の彼氏だった男と、彼氏を奪った親友とその彼氏、
 その3人に囲まれてワールドツアーを続けていくという
 悲惨な状況になってしまったのだ。

 

 彼女は張り裂けんばかりの胸の痛みと、孤独感や屈辱感を抱え、
 それに耐えながらワールドツアーを続けて、
 その心境を次々に歌詞につづっていく……
 彼女がその悲しみを歌に託して、
 その歌を自分の恋人を奪ったボーカルが歌う。
 しかも、その曲が次々と世界的大ヒットになっていく。

 

 ボーカルの子が彼女の彼氏を奪ったその忌まわしいホテルこそ、
 あのアバホテルだった。

 

この話、どこまで、ほんまなんやと思わはります?

 

以上はいまから11年前に別の日記に書いた話。

使いまわしで、すんません。