という小説を読んでいたら、
こんなエピソードが出てきました。
スウェーデンの4人組のロックバンドの話。
男2人、女2人の2組のカップルで構成されたそのバンドは成功をおさめ、
やがて世界的な名声を勝ち得るところまでのしあがっていった。
ところが、ボーカルを担当していた女の子が、
もう一人の女の子の彼氏を奪ってしまい、
二人の男と同時に付き合い始めてしまったのだ。
4人のグループのなかで、彼氏を奪われてしまった子は
ひとり完全に孤立してしまう。
自分の彼氏だった男と、彼氏を奪った親友とその彼氏、
その3人に囲まれてワールドツアーを続けていくという
悲惨な状況になってしまったのだ。
彼女は張り裂けんばかりの胸の痛みと、孤独感や屈辱感を抱え、
それに耐えながらワールドツアーを続けて、
その心境を次々に歌詞につづっていく……
彼女がその悲しみを歌に託して、
その歌を自分の恋人を奪ったボーカルが歌う。
しかも、その曲が次々と世界的大ヒットになっていく。
ボーカルの子が彼女の彼氏を奪ったその忌まわしいホテルこそ、
あのアバホテルだった。
この話、どこまで、ほんまなんやと思わはります?
以上はいまから11年前に別の日記に書いた話。
使いまわしで、すんません。