うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ココイチホール

ココイチのカレーって、どこにでもあるチェーンです。
その創業者の名を冠した「宗次ホール」っていうコンサートホールが
名古屋にあるんですって。
新聞で読みました。

 

クラシックには人を優しくさせる力がある

この魅力をもっと多くの人に伝えたい

 

という信念があるんですねえ。

事業を成功させた経営者が引退後に社会貢献するって、
よく聞く話ですけど、この宗次さんも、

ホールの建設に28億円もの私財を投じられたそうです。

引退したときには、創業者利益というんですか、

預金通帳には有り余るほどの大金が入っていて、

 

これは世の中から「一時預かり」しているだけよ

社会に還元しなきゃ

 

と二人三脚で事業を育ててきた奥さんがおっしゃったとか。


すごいのは私財を投じただけでなく、自ら一線で働き続ける姿勢です。

朝4時に起きて掃除をしたり、道路わきに植えた花の手入れをしたり、

開演前は自ら看板を持って道案内に立ったり、
ホールの入り口に立ってお客さんを迎えたり。

そうやって1000円、2000円という低価格のコンサートを開き、

若手演奏家を舞台に上げる機会をつくり、

いまや全国一の公演実績のある音楽ホールになっているとか。

 

自分のネクタイは500円、

ワイシャツは980円で、
唯一の趣味のクラシックには

お金を惜しまない

 

と記事にはありました。

功成り名遂げて、あとは悠々自適に暮らす

なんて人生も選べるのに、頭が下がります。

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者さん、まだ69歳。

会長を退任したのが2002年、ホールを建てたのが2007年。

ってことは、50代で次の「事業」に転身されたってことですねえ。

ほんま、すごい人はなにやってもすごいです。

ココイチのカレー、そういう人がやってたお店やと知ると、

これからは格別においしく感じそうです。