さて、ホルンの歴史も勉強したんですよ。
ホルンはもともと「角」のことで、動物の角でつくられたんです。
主に、狩りにつかったり、戦争の時の合図だったり。
2重に巻いた真鍮管のさきにベル(ラッパの広がった部分)が付いてたんです。
肩にかけて、ベルは後ろ向き。
それで狩の仲間に連絡を取ってたんですけど、
ヨーロッパの冬は寒く、肩に担いで馬に乗って走っていたら、
真鍮の吹き口は凍らんばかりで、
吹いたときに唇の皮がはがれて血だらけになるので、
だんだん小さくなり、内ポケットに入れられるぐらいの大きさになったそうです。
演奏用ののホルンはまた違う進化をとげて、今の形になりました。
当初は、キーごとにあのぐにゅぐにゅの管を取り換えて演奏していたそうです。
教室ではホルンの収集家がたくさんのホルンを持ってきてくださり、
ワークショップまで開かれました。
除菌ウェットティッシュも用意されて、私も吹いてみました。
息を吹き込むんじゃなくて、唇を震わせて音をだすんです。
みごと鳴りました。
ガス管3メーターと漏斗と吹き口でつくられたホルンも音がだせました。
短くしてうめなかのライブに使えないかと思いましたけど、
音程を変えることはできませんでした。
俄かにはなんでも無理ですわね。
でも、ちょっと習ってみたくなりました。
吹いた後は、5分ぐらい唇が震えていたんですよ。
アンコールはジャズスタイル、
無伴奏の「ジャストデザート」って曲。
楽しい演奏でしたが、私はホルン5度が入っている方が好きかな。
youtubeで探したけど、残念、見つけられませんでした。
ホルンシリーズ、よう5回も辛抱してくれはりました。
ありがとさんでした。