練習が終わり後片付けをしているとき、
無意識に口笛を吹いていました。口笛ってほとんど吹かないんですけど、
て言うか、あんまり鳴らないしね。
ところが、その日に練習した曲の間奏がきれいで思わず
吹いてしまったみたい。
うめはらさんが「女が口笛なんか吹いて。」
と言わはってね。
「口笛吹いたらあかんのですか?」
「いえ、そんな事ないです。」
「そう言えば、昔言われましたわ。」
女の子が口笛なんか吹いたらあかんってね。
女の子がしたらあかんことは、沢山ありました。
夕涼みの床几に座ったらあかんえ、家にいてよし。
お地蔵さんのとこにも遊びにいったらあかん。
兄ちゃんについてお祭りに行ったらあかん。
て、それなりに理由があったんでしょうけど、
なんで口笛を吹いたらあかんかったんでしょうね。
品が悪いしやろか?
うめはらさんも、そんな小さい時の今や伝説になってしまったような、
女がしたらあかん事を思い出さはったんでしょうね。