こういうのを聞くと、
いままでさんざんつれない態度をとっていた女性が
とうとう嫁に行くと耳にして、あわててる男みたいに、
情けなくも後悔の念が持ち上がってきます。
四条に出ることも少なかったし、
まして出たついでにジュンク堂に寄るなんてこともなかったのに、
勝手なもんです。
本はAmazonで買うか、図書館で借りるか。
こういう人間が、いまさらなにを言うか、ですね。
しかし、20年ちょっと前、
平成11年といえば1999年。
この頃はジュンク堂でいっぱい買ってたんです。
本棚を整理していたら、ジュンク堂に、
書籍を注文したハガキが出てきました。
マウント・ドラゴン、芭蕉・二つの顔、女子中学生の小さな発見……、
う~~~~ん、まだ読んでないかも。
当時はハガキで本を注文して、店に届いたら電話をもらって、
まとめ買いしていました。
なかせさんが四条に行くと聞いたら、
取りに行ってもらったこともあるそうです。
Amazonの日本語サイトがオープンしたのは2000年ってことで、
このハガキはその前年のものなんですね。
ここ20年で時代は大きく変わった感じ。
新聞記事によると、
「ジュンク堂書店京都店」は1988年、
本社担当者によると、出店当時はオフィス街としてのイメージが強かったが、
徐々に外国人観光客が増え、街並みや客層が変化。
ビルが老朽化していることもあり、
「これ以上、投資しても厳しいだろうと。やむなく閉店することにした」と話す。
閉店したときもさびしかったけど、今回もさびしいです。
ビル一棟まるごと本屋みたいな巨大書店がないのは、
文化都市を標榜する京都市として、
どうなんやろって思ってしまうんですよねえ。