一か月ほど前、孫を連れて岡崎の動物園に行った友達が
教えてくれました
「日本最高齢のライオンがいてな。このナイルが死んだら
もう京都の動物園にはライオンは来いひんみたいえ。
動物園の在り方とか、もうライオンを輸入することが無理に
なるかもやって。それなりの風格があったわ」
何年か前、サーカスでライオンを見たけど、その時は、
牙を抜かれたみたいに思って辛かったけど、
ナイル君には会ってみたいと思いました。
岡崎の動物園も改装されて、随分気持ちの良い場所になってるそうで、
昨日、いい天気だったし、コロナウィルスの影響で空いていると踏みました。
動物園はガラガラと言っていいほど。
入口で、ライオンはどっちですか?と尋ねたら
「死んだんです。1月31日に」
「はよ行かんと、見られへんかもやで」と友達が行ったとおり
ライオンの檻には献花台が設けられていてね。
白浜生まれのナイル君。ふるさとは白浜やったんでしょうか。
年老いて一頭で飼われて、外国のお客さんからは安楽死を求める
意見をいただいたりしましたが、自然に任せることにしました。
と檻の前に書いてありました。
ナイル君は頑張って25年も生きて、ライオンと言うものを
見せてきてくれてたんだと、献花を見て思いました。
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動物園には不満もあるんです。
自分があの檻に入れらたら、どんなに辛いだろうと思うと
やりきれないものがありますよね
今回ね、カバの飼育係の女性と話す機会があって
ほんとに可愛がってはるのをきいてね。少し動物園への
思いがかわりました。
ただ、見せるためだけじゃなくて、動物好きの人達に大事に
育てられてるんだと良くわかりました。
あの旭山動物園以来、飼育の仕方も変化してきたのかも知れません。
けど、やっぱり、自分が「人間」として檻に入れられたらと
思うとぞっとします。
「人間 ♀ ブス」と書かれたりしてね。