昨日は京都府庁旧本館での観芸祭に出演させていただきました。
フォーク&カントリーミュージックコンサート
主宰者、小川さんによると、足掛け12年になるそうです。
フォーク&カントリーといいつつ、
昨日は沖縄民謡も入ってまして、
それも「民衆」の音楽という意味ではフォークです
という小川さんの挨拶からスタートしました。
広い意味でのフォーク&カントリーにも入らないうめなかですが、
いつも呼んでいただいて恐縮です。
ステージに金屏風が飾られていたので、びっくり!
前日が琵琶の演奏会、翌日がお琴の演奏会ということで、
片付けるのも面倒なので、そのままにしてください
ってことになったんだそうです。
それでは出演順にライブを振り返ります。
窓際で聴かせていただきました。
赤字がセットリストです。
スリム佐藤
トップバッターはスリム佐藤さん。
クラシックカントリーの名手という紹介で登場されました。
声量たっぷり。ダジャレを交えたMCもウケてました。
このギター、見てください。
スリムさんの新兵器、マーチンD-28のボディに、
エレキギターみたいなネックがついてます。
マーチンD-28Bigsby(ビグズビィ)
これ、日本に数十台(?)しかない超レアな特別仕様で、
D-42に迫るほどの高価なギターらしいです。
ええ音してましたね。
ただ、ネックがエレキ風になってるメリットはなんなのか、
よくわかりません。
スリムさんのこだわりなんでしょう。
テネシーワルツ
You Are My Sunshine
Hang Me, Oh Hang Me
テネシーは英語と日本語のミックスだったのでカタカナ表記にしました。
スリムさんがうたうとテナシー、さすがですね。
You Are My Sunshineでは低音弦をミュートさせて
高音弦でメロディーを弾くテクニックがかっこよかったです。
3曲目Hang Me, Oh Hang Meは映画
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」の挿入歌。
しみましたなあ。
歌の上手な人しかこの味は出せません。
という意味でスリムさんにベストフィットな歌でした。
最後の2曲では尾中さんのフィドルと森さんのベースが入ります。
Red River Valley
Green, Green Grass Of Home
ラストでインストに乗せてスリムさんの英語の語りが入るんです。
かっけ~~~!
ブルーリッジマウンテンボーイズ
スリムさんがウエスタンで私たちはイースタンとおっしゃってました。
アパラチア山脈の西と東という意味なんでしょうか。
ブルーグラスについてはあまり知識がないので、
曲名が聞き取れませんでした。
1曲目、曲名、おっしゃいましたっけ?
聴いたことはあったんですが。
といってもブルーグラスはどれも同じに聴こえてしまうんですけど。
最後の曲もわかりませんでした。
?
Take Me Home Country Roads
Molly Darling(愛しのモーリー/冬の星座)
Listen To The Mockingbird
The Old Country Church
Oh! Susanna
ハンマー?
とにかくブルーグラスの本格派、大御所登場といった
堂々たる風格でした。
琉華
宇治からこられたそうです。
結成8年とおっしゃってました。
いつもは、いーさん(三線)、すーさん(ギター)ですけれど、
昨日は、かなちゃん(カホーン)が加わって、
リズムセクションが強化された琉華さんでした。
カホーンだけじゃなく、シャラシャラって鳴る
首里城焼失で悲しんでおられる沖縄の方々に思いを寄せて、
うたわれました。
琉華さんといえば、いーさんの力強い歌唱が大迫力なんですけど、
MCでほとんど話されません。
謎多き女性ですね。
三線のチューニングの話が出て、
「二揚げ」でしてます
とだけおっしゃって、なんのこっちゃわかりませんでした。
興味あったんですけどねえ。
アンコールじゃなく、追加曲が入ったあと、最後の演奏は圧巻でした。
これまでに相当うたいこんでおられます。
「ダイナミック琉球大会」っていう、この歌だけで競うコンテストで
なんと! 優勝されたんだそうです。
すごいじゃないですか。
国頭(クンジャン)サバクイ
満月の夕べ
五穀豊穣
ダイナミック琉球
フォークグラス
フォークグラスという名前がバンドのコンセプトなんですね。
フォークXブルーグラスなんです。
ブルーグラスに興味のない人も親近感を覚える演奏です。
ブルーグラスのオタク色を糖衣錠にして飲みやすくしたみたいですね。
どの曲も個性豊かに聴こえます。
ギター、フラットマンドリン、フィドル、エレアコベースの4人、
滋賀県の方がおひとりで、あとは全員京都人だとか。
歌も楽器もうまいし、4人のバランスがちょうどいい感じ。
日本語歌詞の歌を中心に演奏されていて、
独自のアレンジで、ハーモニーをけっこう重視されてるので、
実はとっても真剣に聴いてしまいます。
ブルーグラスなのに最後メジャーセブンで終わってる!
とか、ディテールが気になるんですねえ。
ブルーグラス界の異端児なのでは?
とか思ったりします。
アカペラになっての4声コーラスもきれいでした。
San Francisco Bay Bluesでは、
おとぎねこのゆみさん(?)、カズ―で飛び入り参加されました。
高校(?)の先輩なんだそうです。
?(メロディーは聴いたことあるんですけど)
朝の雨(Early Mornin' Rain)
Long Black Veil
天国の岸辺
San Francisco Bay Blues
夕空に祈ろう
ナターシャセブンの曲をよく演奏されるので、
うめなかがアレンジできずに挫折した「春を待つ少女」を、
ぜひ聴かせていただきたいです。
バラーズ
女性フォークソンググループの草分けといわれる老舗ブランド。
昭和43年、51年前に結成されたんですね。
ラジオで聴いたのか、コンサートで聴いたのか、
ぼくが高校生のときからすでに有名な女性フォークトリオでした。
1972年の第2回全日本フォークジャンボリー(中津川)に
出演したのを最後に解散されて、その20年後、
40代から活動を再開され、20年間は3人でうたってられたそうです。
知りませんでした。
MCがちょっと聞き取れなかったんですけど、
途中からおひとりが抜けられたんでしょうか。
3年前からふたりでうたい始めたとのことです。
おつるさんとみーちゃんのふたりにフラットマンドリン・オートハープ、
ハーモニカ ・フルート(一匹狼)の男性ふたりが加わります。
一匹狼、DIMEで聴いたけど、すごくかっこよかったんです。
こういうしっとりとした曲調もこなされるんですね。
MCの最中、PA席からすんごいでっかい携帯の着信音がしました。
かなんなあ。
曲名はよく聞き取れませんでしたので、極めて不正確です。
都会とは(?)
波の音が聴こえる町で(?)
?(歌詞に「こんな寒い日に」ってフレーズがありました)
哀しみを束ねて
風の旅人(?)
風の子守歌
うめはらなかせ
スリム佐藤さんがコンデンサマイク一本で、
すごくいい感じだったので、
うめなかもそれでお願いしました。
いつもは自分たちの写真がないので、
コンデンサマイクの写真を貼っていたら、
フォークグラスさんがフェイスブックで送ってくださいました。
ありがとうございます。
すーさんもありがとうございました。
1曲目はスリム佐藤さんといっしょに、
君に会いにいこう(きたむらいずみ)
うたわせていただきました。
前から一度合わせてみたいって思ってたので、
実現できてうれしかったです。
Dance with me(Orleans)
秋の気配(オフコース)
巷のヨーコ要介護2デスカ(「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」替え歌)
時代(中島みゆき)
静かな伝説(竹内まりや)
梅なか、金屏風の前で晴れやかな気分でありました。
オールドタイムランブラーズ
ギター、フィドル、エレベに、女性ヴォーカルという
新生オールドタイムランブラーズ、
ミノさんがおられたときに比べて、かなり練習されてる感がありました。
それに新しい曲が増えてます。
フォスターの子守歌Slumber My Darling、美しい曲でした。
これ、いいなあ。
曲名が聞き取れなかったけど、アフリカ民謡もようハモッてました。
Cotton fields
Slumber My Darling
Somagwaza/Hey, Motswala?(アフリカ民謡)
500 Miles
Take Me Home, Country Roads
故郷を離るる歌
里の秋
The Tennessee Waltz
フォークグラスさんが加わりました。
かっこいいので、森さんの背中も写してます。
永遠の絆
陽気に行こう
ヘイヘイヘイ
(アンコール)
スリム佐藤さんが入って、
You Are My Sunshine
最後の曲でコンサートはシュッと終わります。
この後を引かない潔い終わり方、好きなんです。
さあ、あとは片付けて帰ろみたいな。
以上、皆さん、おつかれさまでした。