うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

素にして上質

台風19号、中心は海上に抜けたそうで、

ちょっとほっとします。

それでも各地で被害は出てるわけで、

お見舞い申し上げます。

こちら京都はまだ風の音がしています。

風は激しく

って歌を思い出しました。

 

さて、こないだ大阪で催された、とある会でもらったお土産。

f:id:umeharanakase:20191013062002j:plain

これなんですけど、神宗って塩昆布屋さんの、

塩昆布、鰹昆布、ちりめん山椒、鰹田麩のセットでした。

かんそうって読むんですね。

初めて知りました。有名店らしいです。

HPを見ると、

天明元年(1781年)、初代・神嵜屋宗兵衛が

大坂・靭(うつぼ)に海産物問屋(三町問屋)を

構えたことから始まりました。

とあります。

箱を開けてみると、こんな感じ。

f:id:umeharanakase:20191013062713j:plain

包装紙やパッケージの絵は、

久留米藩大坂中之島蔵屋敷絵図」から使われていて、

包装紙中央は蔵屋敷の前にあった「蛸の松」という大きな松だとか。

 

田麩ってのは「でんぶ」って読むんですね。

日本では主にタイなどの魚肉を蒸して

砂糖・みりんなどで煎ったものを田麩と呼びます。

お味は上品に甘い、やさしい、そして懐かしい感じ。

大阪名物だからもっとパンチがあるのかと思ったら、

意外にあっさりというか、前へ前へとしゃしゃりでない味付け。

(す)にして上質

リーフレットにありました。

天然素材の持つ本来の味をじっくりと引き出す。

そうすることで、それぞれの素材が相手を引き立て合い、

さらなる旨味の相乗効果を生み出す。

とのことです。

うめはらなかせも、そうありたいですねえ。

素人にして上質

無理かしら。

 

ちなみにこのパッケージ、端っこをめくるだけで

楽にふたが開いて、そのあと密封容器のように閉まります。

なんと簡単便利。

伝統を大切にする一方で、最新技術やトレンドを採り入れてるんですね。

キャッシュレスでお支払いのお客様に5%還元

放射性物質の自主検査

なんて文句もあります。

伝統はつねにアップデートされるべきって信念を感じました。

以上が、神宗のカンソウです~~~~