京都人の密かな愉しみ
若い職人を描いた回
陶芸家、板前、パン職人、京野菜 そして「洗い」
子供の頃は、よう聞きました。
「洗い」
おばあちゃんの桐のタンス洗てもらうねん、なんてね。
私のとこには桐のタンスなんてあらしませんでしたけどね。
引っ越ししてきはる時も、先に洗いに入ってもらうなんて、
言うてはりました。
話はもどって、密かな愉しみの中で
洗い職人の親方が新聞を読んではったんです。
「ここは、京都新聞やないとあかんやろ。」
と私は新聞の一面が見えるのを待ちます。
そしたらちゃんと京都新聞でした。
テレビで新聞と言えば、毎朝新聞?と決まっていますが、
番組制作者のこだわりが見えました。
見てるこちらのこだわりを見透かしたはるみたいにね。
と言う我が家は朝日新聞。
兄が大学受験の時「天声人語」が試験にようでるて言うて、
母が朝日新聞に変えたんです。それから結婚してもずっと朝日。
でも、京都の情報は京都新聞の方が多いもんなあ。
府庁のライブも世話役さんが、京都新聞に公告を打ってくれはってね。
それを見たお客さんが来てくれはりますもん。