うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

右から横書き

毎年、8月は特別番組とか戦争映画が多いですね。

最近はめっきり減ってきた気がします。

戦後といっても74年たって、

戦争があったことすら知らない 若い人も多いことですし。

 

昨日、我が家の整理をしていたら、500円札といっしょに、

こんなのが出てきました。

戦時貯蓄債券

 ネットで調べてみると、この債券は、

国民から戦争のための資金を集めるために使われたそうです。

 

「戦時貯蓄債券」の上に「割増金附」とあります。

額面は15円ですが、10円で売り出しているようで、

5割も配当がつくって、すごい高利回りですよね。

それくらい大盤振る舞いしないと買い手がないってことでしょう。

f:id:umeharanakase:20190815155322j:plain

 

 

ウィキペディアでは、

発行の翌年から35年内に毎年2回以上抽籤をもって償還され、

償還の場合は、売出価格の150倍以内の割増金が付与される

とあって、下を見ると宝くじ番号みたいなのがありますね。

当たるとすごいじゃないですか。

敗戦とともに紙くずになったのか、

そのへんがよくわかりません。

債券に書かれた注意事項を見ると、 

貯蓄債券の所有者は、元金または利子を要求しないと、

元金は15年間、利子は5年間で、要求権を失う。

とあります。

 

売出額10円の価値はどれくらいだったのでしょう。 

これもネットで調べると、

昭和19年当時、巡査の初任給が45円。

とあるので、いまの5万円くらい?

ちなみにヤフオクでは1100円くらいで売り買いされてるようです。

 

しかし、この文字のレイアウトですが、

上の債券部分は横書きでも右から左なのに、

下の宝くじ部分は現代と同じく左から横に書かれています。

縦書きの字と混在するときは横書きは右から左ルールだったのか。

そんな特殊なデザイン文法に興味がわきました。