うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

タダほど素敵なショーはない

こないだ竹内まりやのことを書きましたが、

70・80年代和製ホップ、海外で沸騰

竹内まりや若者が「発見」

って記事が日経新聞に出てました。

 

「いま海外で人気沸騰」と称して、

世界最大級のCDショップ、タワーレコード渋谷店では、

竹内まりや「VARIETY」

山下達郎「FOR YOU」

大きく売り出されてるんですって。

海外で手に入りづらいCDを買い求める外国人客が多いそうです。


なんで30年以上前のアルバムが海外で人気かというと、

背景には80年代の日本のポップスにYouTubeで出会って、

愛好するようになった海外の音楽ファンの存在があるってことです。
特に昨年から今年にかけて竹内まりや

「プラスティック・ラヴ」の人気が

うなぎのぼりなんだそう。

この曲、ぼくは知りませんでした。

都会的でアダルトな感じですね。

英語カバーだと、まったく洋楽そのものです。


で、このブームの大元となったのが

「ヴェイパーウェイヴ」

という音楽ジャンルの流行なんだそうで、

ここまでくると、おっさんには、なんのこっちゃ? の世界です。

 

説明を読むと、80年代や90年代の音源をサンプリングして

ローファイに加工したもの、とのことです。

ハイファイの真逆に、あえて加工するってことですね。

そうすると、郷愁とともにどこか非日常的な感覚を味わわせる

サウンドになるんだそうで。

このヴェイパーウェイヴがレトロなアニメやゲームの映像を加工した

動画とともにYouTubeに投稿されることで、

愛好者が増えてきたんだそうです。


話はまだまだ続きます。

このヴェイパーウェイヴの代表的なアーティストが、

韓国人の音楽プロデューサー兼DJ、ナイト・テンポという人で、
彼が2016年に投稿した「プラスティック・ラヴ」のリミックスが

注目を集めて、人気を呼んだということですね。

ようやくここで竹内まりやの登場です。
かくして海外のマニアックな音楽ファンが

竹内まりや「発見」したんだそうです。

 

こうしてみると、著作権を振りかざして、

タダで音楽を垂れ流しているYouTube

非難するのはばかげてますよね。

昔っから文化って引用されて拡散され、

豊かになっていくもんです。

それはいまの時代も同じってことで。

ヴェイパーウェイヴのような

最先端の音楽ジャンルを経由して過去の曲が

再評価されることもあるわけです。

 

ってことで、いまでは竹内まりやだけでなく、

山下達郎細野晴臣大貫妙子吉田美奈子……

なんかの海外人気も高まってるそうです。

なんかうれしいことですね。

www.youtube.com