うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

五稜郭みたいにペンタングル

学生時代に読んでいた「ライトミュージック」という音楽雑誌。

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フォークギター特集号というのを買いました。

アコースティックギターとはいわないんですね)

「トップ・シンガー・ギタリスト 4人のスタイルを探る」

という企画がありました。

その4人とは、

ジェリー・ジェフ・ウォーカー(Jerry Jeff Walker)

デビッド・ブロムバーグ(David Bromberg)

バート・ジャンシュ(Bert Jansch)

ジョン・レンバーン(John Renbourn)

昔はそうやって雑誌で知識を仕入れて、

あとはお勧めのままにLPレコードを買うわけです。

ジェリー・ジェフ・ウォーカー、デビッド・ブロムバーグは、

名曲「ミスター・ボージャングル」がありますねえ。

このふたりは大好きで何枚もアルバムを買いました。

やっぱりアメリカンフォークが性に合うのかなあ。

 

ジョン・レンバーンはラジオで聴いて知っていて、

ほんとうにめちゃうまってギタリストです。

どんなふうに弾いてるのか想像の彼方でした。

バート・ジャンシュ(ヤンシュ)はポール・サイモンも弾いてる

「アンジ―」がアルバムに入ってたりで気になってたんですけど、

一度か二度、聴いただけでした。

陰鬱な感じがするんですね。

 

でもこのふたりが結成した、

ペンタングル (Pentangle)には興味がありました。

ペンタングル(五芒星形)って言葉も新鮮に響いたし、

五稜郭をを思い出すんです)

長い髪の女性がいて、フォークグループっぽかったし、

5人組で、ウッドベースとドラムが入ってる、

その構成が、めっちゃかっこよく感じました。

トラッド+ジャズ+古楽が融合したサウンドなんですって。

それで買ったのが、

「バスケット・オブ・ライト」( Basket of Light /1969年)

 というアルバムです。

カーネギーホールでのライブ風景を撮ったんでしょうか、

アルバムのジャケットがかっこよくて。

だけど、聴いてみるとやっぱり陰気な感じで、

好きになれませんでした。

 

あれから幾星霜、ネットの時代になって、

YouTubeを探してみると、いろいろアップされました。

すると、若い頃にはしんどかったペンタングル、

なんだか、これ、いいじゃないですか。

 

www.youtube.com

こんなふうに演奏風景を見るのも初めてで、とっても感激してます。

こんな顔の女性ボーカルだったんだ。

伴奏の楽器が増えるにしたがって、

ボーカルが力強くなってくとこが、やっぱりかっこいい。

ベースのビーンビーンって響きもかっこいい。

とにかく五稜郭みたいにかっこいい。

 

だけど、なんでかドラムがいません。

これじゃペンタングルじゃないですね。

トライアングルとペンタングルの間の四角形は、

英語ではスクエア(Square)という言い方が一般的ですが、

数学の世界ではラクタングル(Rectangle)っていうらしいです。

クアドラングルquadrangle)のほうが「四」って感じですけど。

やっぱりペンタングルがかっこいいなあ。

 

「かっこいい」だらけで、なんと語彙力のない、

かっこよくない日記であることよ……。