海外の医療ドラマが好きで「ナイトシフト」ってのを、
毎週予約してるんです。
これ、アメリカものには珍しく登場人物が美男美女ばかりで。
で、何回目かのとき番組変更があったらしくて、
「京都いろどり日記」って単発番組が録画されてました。
AKB48の横山由依って女の子が
京都のパン屋さんを巡るという内容です。
なんとはなしに見てて、どこか見慣れた景色だなと思ったら、
伏見の納屋町商店街でした。
ああ、ここ、ライブで来でたやん!
そうそう、レミューズカフェ!
横山由依って子も、あ、ジャズだ~とか言ってます。
演奏中の音が漏れ聞こえているみたい。
着いたのが、そのレミューズカフェの斜め向かいのパン屋さんでした。
そういえば商店街の中にあったっけ。
インド料理店もあったけど。
ササキパン本店
創業大正10年なんだそう。
現在は4代目がご主人で、この店の名物が、
京都メロンパン
そう、うめはらなかせも歌にしてる、あのフットボール型のパンです。
https://souda-kyoto.jp/blog/00146.html
なんでこうなったかというと、昔、メロンは高級な果物だったので、
庶民のメロン、マクワウリ(マッカウリ)の形でつくったとか。
パンにするんだから本物のメロンをかたどってもよかったのでは?
と思ったりもしましたが、横山由依はそこツッコミません。
もちろん白あん入り、食べなくても味は想像できます。
写真で見てわかるように、パンは透明の袋に入ってます。
いまどきのパン屋さんはみんなトングで、
むき出しのパンをつかんでトレイに入れますよね。
昔のパン屋さんでは、たいてい袋入りで売ってました。
焼きたてじゃないから。
この袋、昭和30年代頃のデザインなんだとか。
メロンパンといえば、緑色のこの袋です。
「サンライズ」は赤色でした。
コッペパンの中央に溝をつくって、
そこにバタークリームを入れて真ん中にチェリーを置いた、
「ライン」ってパンも紹介されました。
あったあった! 懐かしい!
まあ、うめなかはメロンパンを歌にしてるくらいですから、
だいたいのことは知ってるんですけど、
ひとつ、3代目のご主人(83歳)が出てきておっしゃるには、
メロンパンは京都のパン組合でつくった(商品開発した)とのこと。
それは知らなかったですねえ。
だから、どこのお店も同じ味・形・名前だったのか。
てことで、もし今度、レミューズカフェのライブにお呼ばれしたら、
ササキパン本店(支店はなさそう)、見てきたいと思います。