うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

歌がわたしを救ってくれた

サワコの朝


www.mbs.jp

見のがし配信って右にありますが、森口博子の回を見ました。


この番組、ゲストの心に残っている曲を2曲選んで紹介してくれます。

思わぬ曲があったりして、おもしろいんです。 

 

 

森口博子が選んだ2曲は、世代の違いが感じられた

アニメの曲。残念ながらどちらも知りませんでした。

 

でも、タイトルの「歌がわたしを救ってくれた」

には共感するところがありました。

 

売れない時でも、今を乗り越えれば歌が歌えると

歌でない仕事も頑張ってきはったそうです。

 

私事と比較するのはおこがましいですけど。

 

もう20年近く前、5年ほど続けていたPPMバンドを解散することになって、

最後に東京のPPMフェスタに出演することにしたんです。


ppmfc.fan.coocan.jp

 

その壮行会みたいに、伏見にあった「そうぞう館」で最後のライブをしたときです。

 

やましなふれあいでお世話になってる小浦さんが、娘さんのMちゃんを

連れてきてくれはってね。Mちゃんは重度の身体障害があって

話したり動いたりできません。でも音楽が好きなことを周りの皆は

わかっていました。

 

私達のセットリストは

グレートマンデラ、モーニングトレイン ハングマン等々、

マニアックなものでした。バンドメンバーは気合が入っていてね。

 

 途中で嫌になったMちゃんが、ぐずりだしました。

そら、音楽好きでも引くセットリストです

 

小浦さんが

「どんな感じでもええしTop of the worldをやったってくれへんか」

と言わはったんです。

メンバーの一人が、

ギター一本でTop of the worldを歌いました。

 

私は、棒立ちのまま何もすることがありませんでした。

 

東京のフェスタが終わって、歌うことができなくなった私は

練習に励みました。


カーペンターズ トップオブザワールド The Carpenters HQ

 

カレンの息遣い、長いフレーズを一息に歌う美しさなんかに

目覚めもしました。

何より、いつかMちゃんに会ったときにTop of the worldを聞いて

もらう日が来るときのためにね。

  

先日、やましなふれあい広場のコンサートにMちゃんが来てくれてました。

もうあれから15年以上たっています。練習不足で聴いてもらえなかったけど、

 

Mちゃんのリクエストが、Top of the world

あのうたえなかった時期の力になったんです

 

ありがたいリクエストでした。