いま、ハンバートハンバートという、
男女(夫婦)デュオの歌をけっこう聴いています。
まず、このバンド名からしてよくわからないと思いますが、
インタビューで答えてはりました。
ナボコフが書いたロリータという小説に出てくる、
ハンバートハンバート教授から取りました。
当時は思いついた中で一番おしゃれな名前だったんです。
ハンバートハンバートのジャンル、というかサウンドは
フォーク・カントリー系で、
ギターとハモ、とっても好きです。
「遅く来たフォーク青年」とか
「昭和っぽい」とか評されるとか。
でも、ご本人たちは、
フォークって四畳半とか貧乏ってイメージじゃなく、
もっとかっこいいもの。
と考えているそうです。
こないだBSの再放送で、
「SWITCH インタビュー 達人達(たち)」
にハンバートハンバートと漫才師のナイツとの対談があって、
そのときに出てきた言葉で面白かったのが「つ離れ」。
2007年頃からナイツが浅草東洋座(前身はフランス座)に
出演するようになって、師匠から聞いた言葉として紹介していました。
200人ほど客席のキャパのある東洋座で、
その頃、お客さんの入りが5人とか10人いかないことが当たり前で、
そこから10人以上お客さんが入っている状態を「つ離れ」
と楽屋内で呼んでいたんだそうです。
1から9までは、数えるときに一つ二つと「つ」がつくけれど、
10以上になると「つ」がつかない、だから「つ離れ」。
その話を聞いていたハンバートハンバートも、
ライブにお客さんが来なかったらどうしようという歌をうたってるので、
大いに共感しているようでした。
うめはらなかせも単独ライブのときはおかげさまで「つ離れ」してますけど、
普段のライブでも、もっと来ていただけて「つ離れ」したいですね。
それにはもっと精進しないと……
あ、いつかどこかでハンバートハンバートの曲のカバーをやりたいです。