これは余談なんですけどね。
「椿」 日本でできた漢字なんですって。
お習字を習っているんですけど、ちょっと残るものを書いて
おきましょうってことになって、ま、単独ライブみたいなもんです。
和歌を12首書いて、折帖(おりじょう)を作ることにしたんです。
折帖、ほれ、御朱印帖みたいなの。
万葉集か、古今か新古今から12首を選びます。
なんしか、知識がないしねえ。ペラペラと文庫本の万葉集を
見ていたら
「川の上の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は」
て歌が目にはいったんです。
つらつら椿 つらつらに なんか楽しいでしょ。
椿の葉っぱ、ピカピカ光ってるんです。
それまで思い出したりしますよね。
こんな歌は万葉集に見られるんですって。解説には
「同音反復のものは歌謡の色彩が濃いが、和歌が記載文学に
なるに従い、しだいに減ってくる。」
と書いてありました。 へ~~~~~!
どんな風に歌ってはったんでしょうね。
歌会始めみたいなんだったら、しんきくさいけど、
市井の万葉人が歌ったはったんを、一度聴いてみたいです。