うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

老々デュオ

たまたまYouTubeを見ていて、この演奏を見つけました。

曲はビージーズ「How Deep Is Your Love」ですね。

きれいなメロディーで大好きです。

www.youtube.com

ふたりのギタリストは、

Tommy Emmanuel & John Knowles

 

トミー・エマニュエルって名前はよく目にするんですけど、左の人ですね。

「フィンガーピッキングの達人」といわれるオーストラリア出身の63歳。

こんなふうにピッキングリードギターを弾いてるのは珍しいみたいです。

でも、なんてきれいな音でしょう。

アコースティックギターの自然な弦の音がしてます。

チョーキングはまさに一音入魂ですよねえ。

リードもコードも本当に美しい音を選び取ってる感じ。

(でも、一瞬、あれ? ど、どうしたん? ってとこないですか?)

 

右側のおじいさんは、ジョン・ノウルズという人で、

1942年生まれってことは76歳?

まったく知りませんでした。

ネット情報によると、

ナッシュビル系ギターファンの間では知る人ぞ知る、

名ギタープレイヤーにして作曲家・アレンジャー。

Chet Atkins、Jerry Reed、Lenny Breau といったビッグネーム達を

サポートしてきた功労者でもある。

テキサス・キリスト教大学に進むが、

音楽科でギターを教えていなかった為に物理と数学を専攻。

そこで博士号まで取得するが、就職後にも音楽の想いを捨てきれずに

ダラスでギターインストラクターをしながら、

自らも改めてクラシックギターを師事している。

特に Chet Atkins との絆は深く、

彼から CGP (Certified Guitar Player) なる称号を送られている。

とのこと。

CGPって直訳すると「認定ギター奏者」?

「隣の人間国宝さん」みたいな感じかな?(ちゃうちゃう)

ギターが学べなかったからって物理・数学を専攻して、

博士号まで取る? ほんまかいなって思いましたね。

 

気になったのは、トミー・エマニュエルが感極まってか、

途中でメロディーを口ずさんでるところ。

これくらいならいいんですけど、

若い頃に買ったチック・コリアのレコードでは、

ピアノを弾きながらずっとスキャットっぽく、

本人が”うたって”るのには閉口しました。

演奏だけ聴きたかったのに~~~~~~~

 

それはともかく、後半でリードを交代するとき、

アイコンタクトもしてないですよね。

どこで交代するか、決めごとをしてたんでしょうねえ。

(最後のサビですよってとこで顔を見合わせてるっぽいけど)

演奏が終わったあとの、ふたりのうれしそうな表情としぐさ。

音楽ってほんとにいいなあと感じさせてくれる映像です。