日記に書くことがないなあって困ってるときに、
ちょうどおあつらえ向きのことが起こる。
それが昨夜あったんです。
ぼくとなかせさんが練習をしてたんです。
練習なのにPAセットを出していて、
ひとつの曲を(プレスリーの曲みたいです)、
ああでもないこうでもないとやっていたら、
突然サイモンとガーファンクルがやってきて、
お手本を聴かせよう、みたいにうたい始めたんです。
途中でガーファンクルが、
もうちょっとエコーを効かせてくれ
と注文するので、
どのツマミかなあ、リバーブだっけ?
と、ぼくが悩んでいると、さっとサイモンが来て、
テキパキと調整します。
それでガーファンクルに、
これでいいかい?
と、いま録音したばかりの歌を聴かせます。
サイモンって仕事が速いなあ、
いつの間に録音したんだろうって感心します。
でも、それを聴いてぼくは思ったんです。
なんぼサイモンとガーファンクルでも、
生歌をカセットで録音したら、こんな程度かって。
ちょっとえらそうですけどねえ。そして、
えええ? カセットレコーダー!?
って時間差で驚きました。
つたない英語で、
なんでいまどきカセット?
と質問すると、
サイモンは「ワザワザ」とそこだけ日本語で言ってお茶目に笑うんです。
理由を説明してるみたいですけど、あとはわかりませんでした。
そこでぼくは目が覚めて、
そや! これを日記に書こう!
と思ったわけでありました。
すんません。