この前、新しい音楽番組にゲスの極み乙女。が出ていました。
このバンド、4人組だったのですね。
おまけに女性メンバーがふたりで、内ひとりはドラマー。
そんなことも初めて知りました。
でも、MCに振られて話すのはほぼ川谷絵音ひとりで、
けっこう気さくになんでも答えているので好感を持ちました。
MCからの無茶ぶりに嫌な顔もせず応えます。
「なんで実家に行ったんだろう」
というお題をもらって、
即興で歌をつくっていました。
さすが才能のある人は仕事が速い!
しかも質が高い。
最後にオチをつけなければ、切ない歌として成り立っていました。
(即興自作自演に使っていたギターはギブソンJ45でした)
川谷絵音の発言で印象に残ったのは、
歌詞やタイトルに問題があるから変えてほしい、
とだれかに言われたら、「それならやらなくていい」
と思うだろうと話していたこと。
ひとから口出しされるのがいやで
プロデューサーも立てていないそうです。
よく瀬戸内寂聴が、
恋愛は雷に打たれるようなもの
だと言ってますよね。
この川谷絵音もそういう人なんでしょう。
歌も恋愛も、あたかも雷に打たれるように自分に舞い降りてくる。
そういうものだから、とても神聖なものとして、
情熱をもって受け入れる、みたいな。
ものづくりをする人って、そうあるべしと思いました。
いわゆる職人肌ではなく天才肌のものづくりの人はってことですけど。