うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

なかせ、大学生になる(トロンボーン編4)

後半は先生が

 改まって少し話をさせてくださいっておっしゃってね。

 

 

現在音楽大学は41校。

音楽学部を合わせると120ぐらいになるようです。

オーケストラは24

 

先日、どこかのオーケストラでトロンボーンの欠員がでて

募集になりましたが、1席に120人の応募があったそうです。

学校の先生になったり、他の職業に就く方もあるけれど

概ね、厳しい状況にあるそうです。

 

そんなに大勢のトロンボーン奏者を目指す人があっても

今の学生の質は低いと先生はおっしゃるのです。

 

中高の吹奏楽部から、音大に進む子が多いけれど、

吹奏楽部の演奏の質は高いにも関わらず、個人としての能力が

発揮できる体制にはない。そんな指導がなされてないのが現状だと

おっしゃいます。

 

トロンボーンで受験したい子が訪ねてきて吹かせてみると

一つの音階しか吹けない子さえいるとのお話しでした。

 

先輩たちの業績を継ぎたい、全国大会で入賞したい気持ちも大事だけれど

個々を延ばすことにも重点を置いていかないと

トロンボーンはアイデアが必要な楽器でなので、その点では

20年30年とヨーロッパから遅れていると暗いお顔でした。

 

ピアノやヴァイオリンは個人で習いはじめますが、

管楽器は中高からでないと体力的に無理があると、クラリネット

先生もおっしゃってましたもんね。

中高の吹奏楽クラブの在り方を問うお話、

60人程の高齢者にでも聞いてもらいたいと、

熱い気持ちが伝わってきました。

 

先に書いた、ベートーベンの話。

革新的なことができる、アイデアがあるんですよね。

画一的な教育のなかでは生まれなかったかもと思いました。

 

ベートーベンがいなかったら、オーケストラでのトロンボーン

無かったとも言うてはりました。

 

さて、次回はパーカッション

大教室に移動しての講義です。どんな楽器がもちこまれるか

愉しみやわ。